みなさん、こんにちは!
ビジネスシーンで活用できる英語表現をシリーズでお届けしています。
※前回の記事「【ビジネス英文メール】使えると便利!もう迷わない!英語での正しい分数の書き方・読み方」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
英語は日本語に比べて表現が直接的でストレートな響きになるという特徴がありますが、そんな中でも相手に上手くソフトに伝えられる表現もあります。
そこで今回の記事では、覚えておくとビジネスシーンでも活用できる場面の多い英語表現について分かりやすく解説していきます。
「英語で話す時も、日本語で話す時と同様にできるだけ相手に失礼にならないような表現を心掛けていきたい」そんな方は、ぜひ参考にしてみてください。
「それほど~ない、あまり~ない」と表現で
「それほど~ない、あまり~ない」という表現
まず、not…reallyは、部分否定の形で「それほど~ない、あまり~ない」と表現できます。
ビジネスシーンでもネガティブなことを相手に伝える際は、できるだけ直接的な言い回しを避けてソフトな響きにしますよね。
具体的な例文を見てみましょう。
①「We don’t really have time now.」「私達には今、あまり時間がありません」、
②「Sorry, I don’t really understand what you’re saying.」「すみません、おっしゃっていることがあまりよく分からないのですが」
また、とくにイギリス英語では、reallyの代わりにquiteを使って同じように表現します。
③「I don’t quite understand.」「ちょっとよくわかりません。」
④「I don’t quite agree with you.」「あなたの意見に完全に賛成はできません。」
どちらの表現も「We don’t have time now.」、「I don’t understand what you’re saying. 」とストレートに表現した場合と比べると、ソフトな言い回しになっていることが分かりますよね。
「本当に~ない」という表現
ちなみに、not…reallyを活用する際は、注意が必要です。
先ほどの①②の例文は、reallyの位置が変わると意味が変わってしまいます。
「We really don’t have time now.」「私達には今、本当に時間がありません」
違いがわかりますか?
この場合、reallyは、その直後の単語don’t修飾しており、”本当にない”という意味を強調しているのです。
便利な英単語、「really」をもっと活用しよう!
今回の記事では特にnot…reallyの形でご紹介していますが、実はreallyは名詞、形容詞、動詞を強調するのにも使える非常に便利な英単語です。
「とても」と聞くと「much」や「too」、「very」などの他英単語を思い出す方も多いと思いますが、reallyの方が断然汎用性が高く応用しやすいと言えます。
例えば、「He’s a really hard worker.」の形で名詞の強調、「This is really useful.」で形容詞の強調、「I really liked the way he talked.」で動詞の強調と全てまかなえます。配置する場所も強調したい品詞の直前と統一されているのも分かりやすいですよね。
このように、英単語reallyは使い方を押さえておくとかなり便利です。
今一度、それぞれの使い方と意味をしっかり確認して活用してくださいね。
いかがでしたか?
not…reallyは特にネガティブなことを相手に上手くソフトに伝えられる便利な表現です。またreallyも単独で使いこなせると表現の幅が拡がります。
ぜひあなたも、色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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