日本語・英語問わず、ビジネスにおいて相手に正しく日時を知らせることってすごく大切ですよね。
例えば取引先との大事な会議や日付を間違って伝えてしまうと、相手にも多大な迷惑がかかってしまいます。
最近では電話でのやり取りではなく、メールでやり取りして伝えるというケースも増えてきていると思いますが、あなたは英語での正しい日付・曜日の書き方を知っていますか?
今回の記事では、日本人が意外と知らない英文ビジネスメールでの正しい日付や曜日の書き方をお伝えしていきます。
「今まで何となく感覚で書いてしまっていたな」そんな方はぜひチェックしてみてください。
英語で日付を書く時の順番は日本語の逆というのが基本
まず押さえておきたいポイントは、基本的に英語で日付を書く時の順番は日本語の逆だということです。
例えば、ビジネス英文メールで日本語で言うところの「2022年 4月25日 月曜日」と伝えたい場合、アメリカ英語では「Monday, April 25, 2022」、イギリス英語では「Monday, 25 April 2022」と表記します。
アメリカ・イギリス英語共にまず曜日を明記し、その後はアメリカ英語ならまず月・日、イギリス英語ならまず日・月、どちらも最後に西暦という書き方が正しい並びとされています。
ちなみに、厳密に言うと上記の例の通りアメリカ・イギリス英語では使用するコンマの数も異なります。
日本人の感覚からすると、曜日を先頭にして表記するというのがかなり違和感があるかと思いますが、ビジネスメールなどを含めた英語での書き言葉ではこの形が一番正しい形とされているんです。
覚えておくと使える!曜日表記なし・他正しい日付省略表記の仕方
実際のビジネスの現場に置き換えてみると、曜日表記なしで例えば「2022年 4月25日」と西暦と日付のみ伝えたいということも多々ありますよね。
その場合、アメリカ英語では「April 25, 2022」、イギリス英語では「25 April 2022」と表記できます。
ちなみに、スラッシュを活用する形で「4/25/2022」、「25/4/2022」とそれぞれ表すこともできます。
このスラッシュでの省略表記の西暦部分を/22と省略するのを時々見かけますが、この形だと例えば「4/25/22」と西暦部分が日付部分と区別しずらくなり、混乱を招いてしまいかねません。
この理由から、スラッシュを使用して省略表記する場合も西暦部分は省略しないのが原則です。
日本人感覚でやってしまいがち!曜日の()書きには注意しよう
日本人の感覚では、例えば「4月25日(月)」という書き方は割と普通ですよね。もちろん、場合によっては英語ネイティブでもこの方法に倣って「April 25 (Mon)」と書く人もまれにいるのですが、一般的とは言えません。
加えて、ビジネス英文メールなどの書き言葉では曜日のスペルは基本省略せずに全てスペルするというのが正しいとされています。
そのため、日付+曜日を書く際は日本語のように()で曜日を書くのではなく「Monday, April 25」と曜日+日付とするのが適当です。
この辺りの日付や曜日の表記は普段日本語で使っている時の感覚が根強く残っていて、なかなか慣れない感じがすると思いますが、少しずつ意識して正しいものが使えるようにしていきましょう。
相手に合わせた書き方をマスターしよう
いかがでしたか?
今回ご紹介したビジネス英文メール内での日付・曜日の正しい書き方は、日本人の間で意外と見落とされているポイントと言えます。
ぜひ今回の内容を参考にあなたも相手に英語で正しく日付・曜日を伝えられる準備を進めてみてくだだいね。
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日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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