みなさん、こんにちは!
ビジネスシーンで活用できる英語表現をシリーズでお届けしています。
※前回の記事「【ビジネス英文メール】使えると便利!メールの書き出しに使える簡単な挨拶文6選」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
さて、ビジネスにおいては数字について書いたり話したりが多いですよね。
~%、~割などに次いで多いのが3分の2などの形で表現する「分数」です。実はこの分数の表現、日本語と英語では書き方・読み方のどちらも異なるため注意が必要です。
そこで今回は、英語での正しい分数の書き方・読み方について分かりやすく解説していきます。
「今まで何となくで誤魔化してきたけど、今一度正しい表現を身に付けたい」そんな方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
分数の英語表記の基本を覚えよう!
まずは英文メール内や文書などで分数を表記する時の基本を覚えましょう!
英語では「3分の2」と書きたい場合、スラッシュと数字を使った横書きの形で「2/3」と表記します。
日本語のように短い線を伴った縦書きの形ではないため、注意が必要です。
この表記の仕方を活用してみましょう。
例
「Our company’s utility costs for the year are only about 4/5 of the last year’s.」「当社の今年の光熱費は昨年のものと比べて約5分の4となりました」
日本語での表記と形が違うため、初めは戸惑いますが英文メールや文書内で使えば使うほど馴染んでくるはずです。何度も書きながら慣れていきましょう!
要確認!英語で分数を表記する際の注意点
英語で分数を表記する際の基本は先述の通り「スラッシュと数字を使った横書き」ですが、他にもいくつか表記の際の注意点があるのでお伝えします。
まず、「2分の1」や「半分」と表記したい場合は、「1/2」ではなく普通、「half」と表記します。
これは、日本語でも文脈によっては分数の形で伝えるより半分と伝えた方が早いというのと同じです。
例
「Half of the meetings for today are done now.」「今日の会議の半分が終わりました」
文頭を「1/2 of the meetings」としても間違いではありませんが、前者の形の方がより一般的です。
次に、英語で文頭で分数表記をする場合、基本の形のスラッシュと数字を使った横書きではなく、下記のように必ずスペルアウトするという決まりがあります。数字と数字の間のハイフンはあってもなくても大丈夫です。
「1/3 of the people applied online for the job.」は、
正しくは
「One-thirds of the people applied online for the job.」
とするのが正解となります。
英語では分数表記が文頭にきた際に特に注意しましょう。
日本語とは違う!英語の分数表記の正しい読み方
ここまで主に英語で分数を表記する場合の基本と注意点について解説してきましたが、実は英語での分数表記の読み方は日本語のそれとはかなり異なります。
例えば、日本語では2/3という表記の場合、分母→分子の順番で「3分の2」と読みますよね。
しかし、英語では逆で分子→分母の順で読むため、「two thirds」となります。
日本語とは異なり、英語では分母が序数読みになるという点も注意が必要です。
この読み方の違いも最初はかなり混乱するはずですが、英語での言い方に慣れてくると違和感なく言えるようになります。
いかがでしたか?
正しい分数の英語表記の仕方、読み方を知っておくとビジネスシーンの大事な場面で重宝してくれるはずです。
あなたもぜひ色んな場面で活用してみてください。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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