みなさん、こんにちは!
多い時には英語での会話の半分以上を占めることもあると言われるイディオム表現。基本的にはその表現を知らない限り、意味や使い方を想像するのが難しいという特徴があるため地道に学びを進めていく必要があります。
そこで、今回の記事では同じ形で3つの異なる意味を持ち、色んな使い方が出来て便利なイディオム表現「make up」の意味と使い方についてご紹介していきます。
「TOEIC試験にも必須の英語イディオム表現を、汎用性の高いものから順に効率的に学んでいきたい」そんな方にはぴったりの内容となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
英語イディオム「make up」の意味① ~を作り上げる、でっち上げる
まず英語イディオム「make up」の一つ目の意味としてご紹介するのが、「~を作り上げる、でっち上げる」の意味です。
「それまで何もなかったところに虚偽の物事が浮上し、目の前に浮かび上がってくる」というニュアンスがあります。
例えば、
「We found that he all made it up.」「彼が全てでっち上げたということが分かりました」
などの形で活用することができます。
例文のように架空のものや虚偽の物事を作り上げる、でっち上げるという意味で使用します。
英語イディオム「make up」の意味② 仲直りする
次にご紹介するのは、英語イディオム「make up」の持つ二つ目の意味「仲直りする」です。
副詞upの持つ意味を加味すると、「関係悪化していた友情が再浮上して姿を現す」というニュアンスがあります。
具体的な例文を挙げると、
「Miku and Hiro are always fighting and then making up again.」「ミクとヒロはけんかと仲直りを繰り返してばかりいます」
と表現することが可能です。
特に人と人との関係が修復される様子を描写する際に重宝します。
英語イディオム「make up」の意味③ ~を構成する
最後にご紹介するのは、英語イディオム「make up」の三つ目の意味「~を構成する」です。
「何かと何かを組み合わせて新たなものを構成し、次の段階へステップアップする」というニュアンスを含みます。
例えば、
「Students from other countries make up a large part of the university’s population.」「その大学では他国出身の生徒の比率が高いです」
という表現にこの意味を活用できます。
この「~を構成する」の意味はビジネス英語の中でも出てくることがあります。何かの構成について言及したい際に使えると便利です。
余裕があれば覚えておこう!英語イディオム「make up for~」の意味
今回は英語イディオム「make up」についてお伝えしていますが、実はこれにforを付け加えた「make up for~」も「~を償う、埋め合わせをする」と言う意味で会話の中によく登場します。
例えば、
「I wanted to make up for hurting your feelings.」「あなたの気持ちを傷つけたことを償いたかったんです」
などの形で活用できます。
前置詞forを付け加えるだけでまた違った意味と使い方ができますので、余裕がある方はこの形での意味と使い方も頭に入れておきましょう。
いかがでしたか?
今回ご紹介したイディオム表現「make up」、「make up for~」どちらも頻出表現です。
ぜひそれぞれの意味と使い方を上手に整理しながら活用し、表現を自分のものにしてみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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