みなさん、こんにちは!
ビジネスシーンで活用できる英語表現をシリーズでお届けしています。
※前回の記事「【大人のビジネス英語】ビジネスシーンで使えると便利!英単語「organize」」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回は、皆さんも馴染みのある英単語「miss」の表現方法をご紹介します。
実は、英単語「miss」は表現できる意味も幅広く、ビジネスシーンでも覚えておいて活用できると非常に便利な単語の一つです。
この動詞missのビジネスシーンでの使い方について具体的な例文も交えながら詳しく解説していきます。
「ビジネスで実践的に使える英単語から効率的に学んで活用していきたい」そんな方にはぴったりの内容ですので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
英単語missの持つ意味:~を逃す
英単語missには「~を逃す」という意味がありますね。
「I missed the train.」「電車に乗り遅れました」
などの例文で、すでに馴染みのある方も多いでしょう。
ビジネスシーンでは、この意味をもう少し広く捉えて使用できます。
例えば
「I missed your call.」「あなたの電話に出られませんでした」、
「I missed the meeting last night.」「昨夜の会議に出席できませんでした」
他にも
「I’m sorry I missed your visit yesterday.」「昨日はご来社頂いたのに不在で申し訳ありませんでした」
と表現するのに活用することもできます。
このように、こちらの意図とは反対にやむを得ず何かを逃してしまうという状況に使用するのが基本です。また、過去形の形で使用することがほとんどという特徴もあります。
英単語「skip」との意味・ニュアンスの違いに注意!
英単語missを使用する際、意味とニュアンスを混同しやすい動詞skipとの違いに注意が必要です。
先述の通り、missにはこちらの意志や意図に反して、やむを得ずチャンスや機会を逃してしまったというニュアンスがありますが、skipは意図的に「~とばす、抜かす、さぼる」という意味・ニュアンスを表します。
例えば
「I missed the meeting today.」「私は今日会議に(やむを得ず)出られませんでした」
「I skipped the meeting today.」「私は今日会議を(意図的に)さぼりました」
両者の表す意味とニュアンスを比べると分かる通り、「会議に出ない」という事実はどちらも同じものの、その背景にある意図が正反対となります。
うっかりこの2つの英単語を取り違えて使ってしまうと相手に勘違いされてしまうこともありますので、十分注意しましょう。
英単語missは相手にきちんとお詫びの理由を伝える際にも重宝する
日本語では相手に謝る際になぜそれが起こったかを説明し過ぎると、言い訳をしているような響きになるため避けられることが多いですよね。しかし、英語では逆で相手に「申し訳ありません」と謝る際にはそのお詫びの理由を伝えることが大切です。
今回取り上げている英単語missは、先述の通りきちんとこちらの意図ではないが予定外に起こってしまったという事実を伝えることができるため、そんな場面でも重宝します。ただ、言うまでもないことですが、英単語missを使ったからと言って会議に出られなかったという事実には変わりません。言い逃れができるというわけではないので、理由を説明したうえでお詫びしましょう。
ビジネスシーンでも特に欧米人相手の場合は、「I’m sorry.」と一言断っただけでは誠実さが十分に伝わらないということも多いです。上手くmissを使ってそれがどんな意図や理由で起こったのかを簡潔に伝えると相手にも信頼してもらえるでしょう。
いかがでしたか?
英単語missはビジネスシーンでもその意味とニュアンスをきちんと理解して活用できるとかなり便利な単語と言えます。
あなたも相手により信頼できる仕事上のパートナーと思ってもらえるよう、色んな場面で活用していきましょう。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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