みなさん、こんにちは!
英語には「hand」を使ったイディオム表現が多く存在します。
その中でも、意味的にビジネスなどにも活用できるものを覚えておくと、自然な響きで会話が出来るため非常に便利です。
そこで、今回の記事では覚えておくと重宝するhandを使ったイディオム表現3つをご紹介していきます。
多い時には会話の半分以上を占めるとも言われるイディオム表現。自分の英語での表現の幅を拡げるためにも、積極的に学んでいきたい!という方はぜひ最後まで目を通してみてください。
handを使った英語イディオム① by hand
まず、handを使った英語イディオムのうちの一つとしてご紹介するのが、「手を使って、手渡しで」の意味を表す「by hand」です。
交通手段に「by bus」などの形で表現する際と同様、ここでのhandはあくまで観念的・抽象的な意味なので無冠詞で使用します。
例えば、
「This file is highly confidential and needs to be delivered by hand.」「このファイルは非常に秘匿性が高いので、手渡しする必要があります」
「Could you give this to him by hand?」「これを彼に手渡ししていただけませんか?」
などの形で活用できます。
例文を見ても分かる通り、ビジネスで活用できそうな表現と非常に相性が良いので、覚えておくと便利です。
handを使った英語イディオム② hand in
次にご紹介するのは、「~を提出する」の意味を表す「hand in」です。
handを動詞の意味で上手く活用しており、文字通り手で差し出すというニュアンスを持ちます。このイディオムを一語で表すなら動詞「submit」となりますが、フォーマルで堅い響きとなります。
例えば、
「I have to hand in the budget estimate next week.」「来週予算案を提出する必要があります」
「Did you hand in your homework today?」「今日宿題を出しましたか?」
などの表現が可能となります。
このイディオムもビジネスシーンと相性が良いですし、学校や手続き関係の内容で頻出です。こちらも覚えおいて使えると重宝しますのでおすすめです。
handを使った英語イディオム③ hand out
最後にご紹介するのは、「~を配る」の意味を表す「hand out」です。
動詞handの「手渡す」という意味に副詞outによって「起点から外に向かって」というニュアンスが加えられた表現です。一語では「give」、他イディオムでは「pass out」にも置き換えられます。
例文を挙げると、
「Could you hand out these printouts to them?」「皆さんにこの印刷物を配っていただけますか?」
「I can hand out these papers if you want me to. 」「もし良かったらその紙を配りますよ」
などの表現で活用できます。
例文の通り、やはりこのイディオム表現もビジネスとの相性が良いことが分かりますよね。
もちろん、一語のgiveで表現することもできますが、ご紹介しているhand outに置き換えて表現できると自然さが出ます。
いかがでしたか?
英語イディオムは基本的に「知らないと分からない、意味が想像しにくい表現」と言われます。数も多いため、まずは今回ご紹介したような、汎用性の高いものから効率的に覚えていくのが効果的です。
ぜひあなたも当記事内容を参考に、ビジネスや日常生活に活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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