みなさん、こんにちは
シリーズで使える大人のビジネス英語をご紹介しています。
※前回の記事「【使えるビジネス英語】意外と盲点!動詞meetの使い方」を見逃した方はこちらからどうぞ!
動詞の「run」は「走る」という意味が馴染み深いですが、実は他にもビジネスシーンで頻出の複数の意味を持つ便利な英単語と言えます。それぞれの意味と使い方を整理できると活用の幅も拡がり、とても便利です。
そこで今回の記事では、この動詞「run」のビジネスシーンでの意味と使用例について詳しくご紹介していきます。
「すでに馴染みのある英単語の新たな意味と使い方を効率的に学びたい」そんな方にぴったりの内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
英単語runの持つ意味① 担当する
まず、英単語runには「担当する(取り仕切る)」という意味があります。ビジネスシーンでは自分の仕事の担当について相手に伝える場面などで活用できます。ただこちらの「担当する」は、自分がその業務を取り仕切っているマネージャーという意味、もしくはその業務を自分一人に任されている場合で使われますので、その業務をやっているチームの一員という意味ではありません。
例えば、
「I run Marketing for ABC Company.」「私はABCカンパニーでマーケティング部を担当しています」
「He runs his our company’s web page.」「彼は弊社のウェブページを担当しています」
などの形で表現が可能です。
英語での会話の場合、どこの会社で働いているかではなく会社の中で自分がやっている仕事は具体的にどんなことかの方が会話の中で重点を置かれることがほとんどです。上記の例文のようにより具体的に自分が担当している業務について紹介できると印象も良いでしょう。
英単語runの持つ意味② 経営する
次にご紹介するのは、英単語runの持つ「経営する」という意味です。会社員の場合は自分自身についてこの意味を用いて会話するということはあまりないかもしれませんが、自営業の場合、自分の会社の経営者について伝える場合に使えます。
例文をいくつか挙げると、
「I run a Japanese restaurant in the US.」「私はアメリカで日本食レストランを経営しています」
「My father runs a company.」「私の父は会社を経営しています」
と表現することができます。
この意味での使用は今回ご紹介する他2つの意味に比べて分かりやすいと思いますので、ぜひすぐにでも活用してみましょう。
英単語runの持つ意味③ 運営する
他にも英単語runには「運営する」という意味もあります。主に収益の効率化が目的の経営と異なり、主に組織や団体の効率化を目的とする運営の意味で活用した場合にも、このrunを使うことができます。
例えば、
「I run a magazine.」「私は雑誌を運営しています」
「Who runs your web page?」「貴社のウェブページは誰が運営しているんですか?」
などの表現が可能になります。
この意味での使用も自分が担当している業務について相手に伝える際に正しく使えるととても便利です。
英語での自己紹介は情報交換の場でもある
日本のビジネスシーンでの自己紹介は名前や会社名、役職を伝えるだけの簡易的なものになってしまいがちですが、英語での自己紹介は人脈作りを含めた情報交換の場でもあります。
このため、初対面でも特に自分の担当する業務や仕事内容、キャリア・経歴などについて突っ込んだ話をすることも少なくありません。
日本人の感覚からすると少し違和感があるかもしれませんが、相手から何も語らないミステリアスな人という印象を持たれないよう、今回ご紹介しているような例文を使って自分のことについてしっかり語れるように意識しておきましょう。
今回ご紹介した英単語runは、覚えておくとビジネスシーンでも大変重宝する便利な単語です。
あなたもぜひこの機会に使い方をマスターして、ビジネスの色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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