みなさん、こんにちは。
日本では特にお正月やお盆時期にビジネスメール内で「田舎に帰省する予定です」など田舎という言葉を自分の出身地という意味で使う場面が多々あります。
実は、この自分の出生地(地元)という意味で使う際の「田舎」を英語にする場合、少し注意が必要です。
そこで当記事では、ビジネス英文メール内でもすぐに活用できる正しい「田舎」の言い方をご紹介していきます。
日本人だからこそ躓きやすいポイントをしっかり押さえ、英語での誤用を減らしていきたいという方はぜひ読み進めてみましょう。
注意!出身地を意味する田舎は「local」では伝わらない
日本語でもカタカナで「ローカル」という言葉もあるため、出身地を意味する田舎を表すと聞くと、英単語の「local」を思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか。しかしこのlocalには名詞・形容詞としての意味があるものの、普通は「現地の」、「その土地の」などの形で形容詞で使われることがほとんどです。
例えば、「He’s a local staff.」で「彼は現地の職員です」などの形で活用できます。従って、「I went back to my local.」とlocalを名詞の形で使用しても「私は自分の田舎(地元)に帰省しました」という意味にはならないため、注意が必要です。
では、この表現にはどの英単語を使用すると良いのでしょうか?この点については次項で詳しく解説していきます。
英語で出身地を表す田舎には「hometown」を使用するのがベスト!
実は、英語で出身地を意味する田舎という意味で使用するには「hometown」という名詞を使用するのがベストです。「home town」と二語の形ではなく、一語で表現する点に注意しましょう。
例えば、
「I went back to my hometown during New Year’s break.」「私はお正月休みに自分の田舎に帰省しました」
このようにhometownという名詞さえ頭に入っていれば、go back to~の表現と合わせて簡単に「田舎に帰省する」と表現することができます。
ちなみに、都会に対して田舎と言いたい場合は別に「rural area」や「countryside」などの名詞を使って表現することができます。
例えば、
「He’s from a rural area.」「彼は田舎の出身です」
このように日本語では一言で「田舎」とまとめて表現しますが、英語の場合はそれぞれが表す意味ごとに適切な単語を使い分ける必要があります。この点も念頭に置いておきましょう。
他にもある!「帰省する、田舎に帰る」と伝えられる英語表現
今回ご紹介した「go back to my hometown」の表現以外にも、英語で「帰省する、田舎に帰る」と伝えられるものがあります。そのうちの一つが「go home」です。
例えば、
「She went home for her Christmas holiday.」「彼女はクリスマス休暇に帰省しました」
また、他にも「visit one’s parents」で「実家に帰る」と表現することもできます。
この場合は、
「He visited his parents in Fukuoka.」「彼は福岡の実家に帰りました」
と表現できます。
これらの表現も類似表現として伝えると表現の幅も拡がるため、おすすめです。
自分の出身地を表す田舎という言葉を英語で置き換える際は、localではなくhometownという英単語を使うと上手くいきます。
ぜひあなたも今回ご紹介した英語表現を活用し、ビジネス英文メール内でも楽しいコミュニケーションを実現してみてください。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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