みなさん、こんにちは。
ビジネスシーンでは、例えばいつも忙しそうにしている相手に追加の仕事を頼んだりするのは気が引けてしまいますよね。こんな時は日本語でも相手の状況に合わせてどんな風に声をかけたら良いだろう?と色々工夫するはずです。
そこで今回は、上記のような場面で上手く使用できると便利な「~は可能ですか?」の英語表現と、この表現を使った時に相手に伝わるニュアンスについて詳しく解説していきます。
基礎的な内容でありながら、意外と間違って使いってしまいがちな英語表現について再度学びなおしたいという方はぜひ最後までお付き合いください。
誰かに「~は可能ですか?」と聞きたい場合は「Can you…?」を使う
相手に「~は可能ですか?」可能性と聞きたい場合、英語ではそのまま「Can you…?」の表現を使用するのが適当です。
例えば、ビジネスシーンでは
「明日私のオフィスに来られますか?」「Can you come to the office tomorrow?」
または、もう少し丁寧な表現として、
「Is it possible~」「~は可能ですか?」
「Is it possible for you come to the office tomorrow?」
と表現することもできます。
他にも、食事の場面で
「塩を取ってくれませんか?」「Can you pass me the salt?」、
「お願いを聞いてもらうことはできますか?」「Can you do me a favor? 」
などの形で応用することができます。
日本語文内に「可能」という言葉が入っていれば英語にもしやすいですが、上記の例のように日本語が変化して「~られますか?」や「~してくれませんか?」となると「Can you…?」を使うという発想が中々できないはずです。この点には留意しておきましょう。
また「Can you…?」は、どちらかというとか単に可能かどうかを聞く比較的カジュアルな表現となりますので、取引先相手などへ可能かどうかの他に依頼がこもっているような表現の場合には、もう少し丁寧な、「Could you…?」の表現を使いましょう。
例:
「Could you confirm the attachment?」「添付をご確認いただけますか?」
似ているけどニュアンスが異なるため注意!「Can you…?」と「Would you…?」
実は、今回取り上げている「Can you…?」と日本語にすると意味が似ているけどニュアンスが異なるため注意が必要な類似表現が存在します。それは、「Would you…?」から始まる表現です。
「Would you…?」から始まる表現は非常に丁寧な響きになるため、相手に何か丁寧に依頼する時に使うのが良いと習った方も多いと思います。ただ、この表現は状況によっては相手の都合を無視したまま一方的にこちらの要求を伝えるニュアンスになり兼ねません。
例えば「Can you come?」なら相手にできるかどうかを尋ねているため、「お越しになれますか?」という意味で伝わりますが、これを「Would you come?」とすると「来ていただけますか?」という意味・ニュアンスになり、状況によっては少し強すぎる響きになります。
特にアメリカ英語ではこの傾向が強いと言えますので、注意しましょう。
いかがでしたか?
ビジネスシーンでも大活躍の「Can you…?」の英語表現ですが、可能性や相手の都合を聞くという意味では活用しきれていないことが多いものです。
ぜひ、当記事内容を参考にして色んな場面で活用してみましょう。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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