みなさん、こんにちは
ビジネスシーンでの大人同士のやり取りでは、日本語でも「はい、そうです」又は「いいえ、そうではありません」とはっきり断言する言い方をし過ぎると角が立つことがありますよね。これは、英語でも同じです。
そこで、今回の記事ではポジティブ・ネガティブに関わらず、英語でもスマートに返事ができる「残念ながらそうです、そうではありません」の英語表現を分かりやすくご紹介していきます。
「英語の基本的な言い回しは理解しているつもりだけど、大人ならではのスマートな表現をもっと身に付けていきたい」そんな方はぜひチェックしてください。
「残念ながらそうです、そうではありません」は「I’m afraid so/ not.」を使う
英語で直接的に「Yes.」「No.」と断言するのではなく、「残念ながらそうです」、「残念ながらそうではありません」と言いたい場合、
「I’m afraid so.」、「I’m afraid not.」
を使うのが適当です。
形容詞「afraid」には「~を恐れて、怖がって、心配して」などの意味がありますが、「I’m afraid~.」の形で使用すると日本語の「恐縮ながら~、恐れ入りますが」のニュアンスに近くなります。
「I’m afraid so.」は、例えば相手に
「Do we have to pay the bill right now?」「私達は今支払いをしなくてはいけませんか?」
と聞かれた際に
「I’m afraid so.」「残念がらそうです」
と答える際に使用します。
一方「I’m afraid not.」は、
「Do you have any discount? 」「何か割引はありますか?」
「I’m afraid not.」、「残念ながらありません」
とネガティブな返事をする際に用います。
注意!実際の会話は「Yes./ No.」だけで完結するほど単純なものではない
日本の一般的な英語教育で私達は、疑問文に対して正しく答える例文として「Yes, I do.」や「No, he wasn’t.」などの画一的な返事の仕方を学習しています。しかし、ビジネスシーンをはじめとする実際の会話は、これだけで完結するほど単純なものではないことを認識する必要があります。
日本語にも置き換えてみると分かりやすいですが、例えば「昨日、夕食を食べに出掛けたの?」と聞かれて、「はい、行きました」とだけ答えると何だかロボットのようで怖いですよね。実際は、「うん、メキシコ料理レストランに行ったんだけどすごく美味しかったよ」などの答え方をするはずです。
これと全く同じで、英語でも何か聞かれた際に返事をする場合は、まず「Yes./ No.」とした後で、「I went to a Mexican restaurant, and their food was excellent.」と文章を続けるのが自然です。
もちろん、話の内容によっては「Yes, I do.」や「No, I don’t.」だけで終わる会話もありますが、特に大人同士の会話では返事の仕方ももっと複雑なものになります。
ビジネス英語は自分の表現の幅を拡げるチャンスになる
日々、英語を使って仕事をしている方は色んな場面で「もう少し相手に伝わりやすい言い方ってないのかな?」、「これを上手く伝えるにはどんな表現がぴったりなんだろう?」と感じることが多いでしょう。
これは一見、ネガティブなように見えますが、視点を変えると自分が今まで慣れ親しんでいた表現から抜け出し、自分の英語での表現の幅を拡げるチャンスにもなります。少しずつ自分の英語レベルを上げつつ、実際の会話でのやり取りをスムーズにできるとやはり嬉しいですよね。
今回ご紹介した「I’m afraid so.」、「I’m afraid so.」は特にビジネスシーンで使えるとスマートに返事ができる便利な表現と言えます。
ぜひあなたも活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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