みなさん、こんにちは。
ビジネスでは契約内容や商品の価格などについて相手と交渉しなくてはいけない、そんな場面が多くありますよね。
交渉なので丁寧ながらもはっきりとこちら側の条件や意向を伝える必要があります。こんな場面であなたは、どんな英語を使っていますか?
今回の記事では、丁寧ながらもソフトに「~をお願いしたいです」と相手に交渉できる便利な英語表現をご紹介していきます。
「ネイティブ相手の交渉にも使える表現をぜひ身に付けたい」そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ソフトに上手く交渉する際に使える英語表現は「I’d like +欲しいもの」
「~をお願いしたいです」と丁寧ながらも、ソフトに明確にこちらの条件や意向を伝えられるのが「I’d like +欲しいもの」を使った英語表現です。
例えば、相手と値段交渉をしている場面で「I’d like a better price.」と表現すると、「もう少し値段について考慮して頂きたいのですが」という意味になります。
「I’d like~」は、「私は~を頂きたいのですが」と丁寧に自分の意向を伝える表現です。
他にも
「I’d like it on time.」
「それを時間通りにお願いしたいのですが」、
「I’d like to have it by Tuesday.」
「それを火曜日までにお願いしたいのですが」
と表現できます。
上記の例文の意味が示す通り、この表現のポイントは「丁寧でソフトな表現ながらも、こちら側の条件や意向をしっかり伝えている」という点です。
注意!日本人がうっかり言ってしまう「I want~」は基本的にNG
特にビジネスの現場など、大人同士の会話の中で「I want~」の表現を使用するのは避けましょう。
理由は、「I’d like~」のように丁寧さに欠けた響きとなり、「私は~が欲しい」と子供のように相手に要求を押し付けているように聞こえるからです。
この間違いは、「英語には敬語や丁寧な表現は存在しない」といつの間にか信じてしまっている私達日本人がうっかりやってしまうものです。もちろん、カジュアルな会話も許される家族や友人間では使用できますが、ビジネス上での会話では避けます。
これは、日本語でも仲の良い友人と話す時と会社の会議で話す時の言い回しが違ってくるのと全く同じです。留意すべきポイントは自分にとってそれが第二言語であっても基本的には変わりません。
こんな風に応用も可能!「I’d like to +動詞」
今回取り上げている「~をお願いしたいです」の意味を表す「I’d like +欲しいもの 」は、「I’d like to +動詞」の形に応用することもできます。
この表現は「~したいのですが」と相手に丁寧に自分の意向を伝える表現となります。
例えば、
「I’d like to talk about our new contract
「私達の新たな契約についてお話ししたいのですが」
などの形で使えます。ポイントは、to以下に名詞ではなく動詞を置くという点です。
ビジネスで交渉する際に「~をお願いしたいのですが」と相手に具体的な物を提示するよりも、「~をしたいのですが」と自分が起こしたい行動を提示する方が効果的な場合もありますよね。基本的には「I want~」と「I want to~」の使い分けと同じ要領で考えると分かりやすいでしょう。
いかがでしたか?
「I’d like +欲しいもの」の英語表現は、覚えておくと難しい交渉の場面でも丁寧に自分の条件・意向を伝えられる便利な表現です。
あなたもぜひ、色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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