みなさん、こんにちは。
ビジネスで全ての業務が常にスムーズに進めば良いのですが、実際は一緒に仕事をする中で色んな問題が起きてきますよね。相手に言いずらいながらも問題点を指摘しなくてはいけないことも多々あります。
あなたはそんな場面で相手に「~に問題があるみたいなんですが」と上手く英語で伝えられていますか?
今回の記事では、大人同士の会話として失礼になり過ぎずに問題に言及できるそんな便利な英語表現をご紹介していきます。
「英語で相手と問題について話し合う場面で使える英語表現を探している」そんな方はぜひ参考にしてみてください。
問題指摘をソフトに行える便利表現!「There’s a problem with…」
ビジネスの現場で問題指摘をしなくてはならない際、ストレートになり過ぎずソフトにその問題について伝えられる便利な表現が「There’s a problem with…」です。
直訳すると「~に問題があるようですが、問題があるみたいなのですが」となります。
with以下に問題の原因となっている(もしくはそう思われる)ものを配置して使用します。
例えば、
「この資料に問題があるようなのですが」なら「There’s a problem with this document.」、
「ウェブページに問題があるようなのですが」なら「There’s a problem with our web page.」
などの形で使用します。
私達も中学英語で習った「There’s~」の構文をあえて使用するというのがポイントです。
英語は主語を誰にするかが肝!特にビジネスでは注意しよう
今まで「英語は必ず主語・動詞がまずくる」とどこかで習ったという方がほとんどだと思います。もちろん、日常会話レベルのやり取りで言うと主語をあえて書かずにいきなり動詞から始めたりなど例外も多分にありますのでこれが常に適応可能な黄金ルールとは言えません。
ただ、ビジネス上のやり取りではきちんと主語・動詞を配置したフルセンテンスでやり取りするのが基本なため、場面ごとに誰を主語にして文章を始めるか?が相手に与える印象を決める肝となります。
特に今回のような相手やお互いにとってネガティブなことを伝えなけらばならない場合、主語はYouやWeではなく、Thereとして責任の所在をあえて曖昧にして客観的な事実として伝えるのが良いでしょう。
この辺りの感覚は、基本的に主語が抜け落ちる傾向のある日本語を話す私達日本人にとっては理解しずらいため、常に意識していく必要があります。
注意!「英語なんだから何でもストレートに伝えれば良い」は大きな間違い!
日々、英語コーチングをしていると「英語ってとにかく何でもストレートに伝えれば良いんですよね?」と仰る日本人の方に出会うことがあります。もちろん、場合によってはストレートに伝えた方が良い場面もありますし、英語と日本語を比較すると英語の方が直接的な言い回しになるのは事実。
しかし、「英語は何でもストレートに伝えれば良い」は間違いです!
こちらアメリカでも、ビジネス・日常生活でのやり取り含め信頼が厚い人ほど今回ご紹介したようなソフトに相手に伝えられる表現を上手く使っています。要は、「言い方・伝え方をちゃんと考えている」わけです。
この姿勢は、母国語・第二言語に関わらずどんなコミュニケーションにも大切ですよね。ぜひあなたも英語での言い方・伝え方に拘ってみてください。
いかがでしたか?
今回ご紹介した「There’s a problem with…」は、ビジネスでソフトに問題指摘ができる便利な表現です。
ぜひ色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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