みなさん、こんにちは。
多い時には英語での日常会話の半分を占めることもあると言われるイディオム表現。
基本的には意味と形を知らないと見当が付けにくく、使えないという特徴がありますが、あなたは日々どんな風に学習を進めていますか?
今回の記事では、アメリカ日常生活の中でも定番の表現である「end up」の英語イディオムについて詳しくご紹介していきます。
「英語でネイティブとの会話をもっと楽しむためにも、積極的にイディオム表現を学んでいきたい」そんな方にはぴったりの内容ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
英語イディオム「end up」の意味は「思いもよらない状況になる」
英語イディオム「end up」の意味は「思いもよらない状況になる」です。
日本語に訳す際はより意訳的に「~する羽目になる、~することになる」と訳すこともあります。
例えば、
「膨大な医療費を払う羽目にはなりたくないでしょう?」は
「You don’t to want to end up with a huge medical bill, right?」
と表現できます。他にも、
「会議に遅れることになってしまった」は
「I ended up being late for the meeting.」
とも表現できます。
動詞「end」単独でも「終える、終末を迎える」という意味があり、これに「終了」という意味を強める副詞「up」が合わさった形がこの「end up」です。それぞれの意味やニュアンスが掴めると、このイディオム表現の「思いもよらない結果になる、予想外の展開になる」というコアなイメージも掴めてくると思います。
注意!英語イディオム「end up」を使った表現には様々な形がある
「end up」の後には動名詞を置くというのが一般的な形ですが、先に挙げたように「end up with 名詞」の形で「with+名詞」としたり、「I ended up sick.」のような形で「end up +形容詞」としたりする場合もあります。
また、例えば
「私の姉は結局ロサンゼルスにいることになりました」は
「My sister ended up in Los Angeles.」、
「彼は彼女の家にいることになりました」は
「He ended up at her house. 」
と表現できるように、「end up +前置詞」の形になることもあります。
このように「end up」はかなり汎用性が高く表現にも色んな形があるので迷いやすいと思いますが、まずは基本の「end up+動名詞」からしっかり暗記して、慣れてきたら他の形の表現にも応用の幅を拡げていくようにすると上手くいくでしょう。
もっと深めよう!「end up」と「end」の違いは?
ここまで読み進めた上で「end upとendの違いって、結局何?」と疑問に思ったあなたは、とても鋭い方です。
あなたはこの違い、一体何だと思いますか?
シンプルな文を使って下記で比較をしてみます。
まず、「The show ended up being good.」と表現した場合、
「そのショーは最終的には良かったです」
という意味を表します。
すなわち、これは「あまり期待はしていなかったけど、最終的には満足した」というニュアンスを含みます。
一方、「The show ended well.」と表現した場合は、
「そのショーは良い感じで終わりました」
という意味になります。
これには「end up」を使用した場合の期待を含むニュアンス含まれず、ただ客観的にショーのエンディングについて評価している内容になります。
このように、同じendという動詞を使った表現でも単独で使うか、イディオムとして使うかによって表現できるニュアンスが違ってくることが分かりますよね。
いかがでしたか?
今回ご紹介した「end up」の英語イデォム表現は、アメリカでも日常生活の中で本当によく耳にする表現の一つです。
ぜひあなたも色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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