みなさん、こんにちは。
ビジネスミーティングなどで、「それでは資料~ページの~行目をご覧ください。」というフレーズはよく使われるかと思います。そんなときあなたは、すぐに英語が出てきますか?
今回は、そんな簡単そうで意外と言えない英語表現「~ページの~行目」についてご紹介します。
「~ページの~行目」、あなたはぱっと英語で言えますか?
まず、日本語の「行」は英語で「line」と表現するのが適当です。例えば「5行目」と書きたい場合は「L(l)ine 5」とします。
日常生活レベルのやり取りではlineの部分が「L」や「l」などの形で省略されることもありますが、ビジネスで使用する際は全て綴って表記するのが適当とされています。この考え方は、前にお伝えした英文メール上での「~ページ」の表記と同じです。
日本でも時折「L」や「l」の省略形で表記されていることがあるため少し厄介ですが、基本的にはビジネスなどのフォーマルな場面、そしてメールなど書き言葉の場合は全てスペルアウトすると覚えておくと良いでしょう。
「3ページの5行目」を英語で?
例えば、「3ページの5行目」と書きたい場合、「Line 5 on page 3」と表記できます。
「page」は最初の文字を大文字にして「Page」にしても正解ですが、小文字にした方が相手にも読みやすく適当でしょう。
また、別の言い方で序数を使って「The fifth line on page 3」と表現することもできます。ただ、両者を比べてみて分かる通りパッと見て分かりやすいのは前者なため、基本的に「Line 5」の形で表記すれば問題ありません。
ちなみに、もちろん「ページ」だけでなく、例えばプレゼンテーション用のスライドであれば「slide 3」などの形に応用することもできます。自分がどの資料の話をしているのかが相手にすぐに伝わるように状況に合わせてこの辺りの単語も変えて使ってみてください。
まだまだ応用可能!「~行目から~行目」の正しい表記の仕方は?
もちろんビジネス上のやり取りで「~行目」と単独で使うことも多いですが、例えば「~行目から~行目」と複数の行について言及したい場合もありますよね。あなたならどんな風に表記しますか?
この「~行目から~行目」は「lines ~ to ~」とするのが基本です。例えば「Please check lines 5 to 10 on page 20.」で「20ページの5行目から10行目をチェックしてください」となります。このように複数の行数に言及する場合、まず「lines」とlineの複数形を置くというのがポイントです。
他にも「Please read lines 5 to 10 on page 20.」、「20ページの5行目から10行目までを読んでください」と「lines ~ through ~」とすることもできますが、「lines ~ to ~」の方がより一般的と言えます。
ここでご紹介した複数行の言い方は、知っておくと会議中などにも活用できてとても便利ですのでぜひ一緒に覚えておきましょう。
いかがでしたか?
英語での「~ページの~行目」の言い方は意外と多くの人が知らない表現だと言えます。
ぜひ当記事内容を参考にして、あなたも実際の英文メールで活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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