みなさん、こんにちは。
ビジネスでは数字について話したり書いたりすることがとても多いですよね。
ところであなたは、ビジネス英文メール内での正しい数字の書き方のルールを知っていますか?
見過ごされがちなポイントですが、実はメールで数字を表記する際の正しい数字の書き方が存在します。
今回の記事では、そんなビジネス英文メールを書く際にも役立つ正しい数字の書き方をご紹介していきます。
「今まで何となくで乗り切ってきたけど、この機会に正しい書き方を学びたい」そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね。
基本ルールは10以下の数字は全てスペルアウト
まず、ビジネス英文メールで数字を書く際に押さえておきたい基本ルールが「10以下の数字は全てスペルアウト」というものです。
この10という数字はあくまで目安ではありますが、大体1~10の間の数字を書く場合は例えば「one, two, three…」などの要領でスペルアウトするのが原則です。
日本人の感覚からすると、ビジネス上のやり取りでもアラビア数字表記で「1,2,3…」とスペルアウトすることなく書く方がしっくりくる気がしますよね。理由は定かではありませんが、恐らく英語で綴った時よりパッと目で見て分かりやすいからでしょう。
しかし、原則英語でメールを書く際にはこの感覚から抜け出し、10以下の数字の場合はアラビア数字表記ではなく、できるだけスペルアウトするように心がけましょう。
注意!メール文頭にアラビア数字を配置することはできない
英語では、文頭を「1,2,3…」などのアラビア数字で始めてはいけないというルールがあります。このため、メールを書く際には文頭に数字が来る場合、それがどんな数字であろうと基本的には「one, two, three…」などの形で全てスペルアウトします。
このルールについては先程の「10以下の数字は全てスペルアウト」の基本のルールに追加して覚えておく必要があるので少し厄介ではありますが、スペルアウトして正しく表記できると読み手にも伝わりやすいメールにすることができます。
ビジネスでは特に迅速さを求められることが多いと思いますので、正しい表記にあまりこだわっていられない場合は別ですが、余裕がある際にはぜひこのルールも覚えておくとビジネスの現場でも役立つはずです。
金額・通貨の表記は別ルール!
ビジネスでのやり取りの中で「1000円」、「500ドル」など金額や通貨について話したり書いた入りする場面も多いでしょう。
金額・通貨のメール内での表記は先程お伝えした数字表記とは別ルールを採用する必要があります。
金額・通貨のメール内での表記には、例えば「 ¥1000」、「1000 yen」または「$100」、「100 dollars」のような形でその数字の大小に関わらず、アラビア数字を使用します。ちなみに、通貨単位の表記は記号、スペルアウトどちらでも構いません。
まれに「one hundred dollars」などの形で全てスペルアウトして表記がされることもありますが、アラビア数字での表記に比べると汎用性は下がります。金額・通貨表記にはアラビア数字での表記が基本と覚えておくと良いでしょう。
いかがでしたか?
少しややこしいですが、今回お伝えした通りビジネス英文メール内の数字の書き方にも基本的なルールが存在します。
ぜひ参考にして読み手にも伝わりやすいメールを目指してみてください。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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