みなさん、こんにちは。
今、「少しでもビジネスで使える英語を学ぼう」とこの記事を読んでいるあなたは、きっと仕事も真面目に頑張る素敵なビジネスマンなんだと思います。
そんなあなたにも、日々真面目に仕事に励んでいる中で相手から業務を頼まれ、「頑張ってみます」と英語で伝えたい場面って結構ありませんか?
今回の記事では、大人として英語でスマートに「頑張ってみます」と伝えられる表現を解説していきます。
「英語でも相手に上手く自分の意欲や熱意を伝えたい」そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね。
「頑張ってみます」「頑張ります」には「I’ll do my best.」がベスト!
相手に「頑張ってみます、頑張ります」と自分の仕事に対する意欲や熱意を伝える際に使えるのが、
「I’ll do my best.」
という表現です。直訳すると、「私は自分のベストを尽くします」となりますよね。
この表現を使うと、「ちょっと厳しいかもしれませんが、自分としては自分の最大限の努力をする意志があります」というニュアンスをしっかり伝えられます。
例えば、仕事でかなり立て込んでいるんだけど、相手にはいつもお世話になっているので何とか頼まれたことを引き受けたい。そんな状況でこの表現を使用すると相手にも「この人は忙しい中でも精一杯のことをしようとする人なんだな」という印象を持ってもらえます。
「I’ll try.」はちょっとニュアンスが変わってしまうので注意!
「頑張る」と聞くと何となく「やってみる=try」と発想してしまい、「I’ll try.」と言いたくなるという方も多いのではないでしょうか?
しかし、この「try」という動詞は基本的に「何かを試してみる、やってみる」といういわば「軽くトライする」という意味しかありません。そのため、ビジネスでこの表現を使うと「ちょっとやってみます、善処はできるようにしてみます」というようなニュアンスで伝わります。
要は「I’ll do my best.」で相手に伝わるような自分の意欲や熱意、積極性がほぼない響きなわけです。このため、「I’ll try.」を「頑張ります」の意味で使用することはできません。これを知らないと誤用が起きやすいですので注意しましょう。
ビジネスでは頑張るのも大事だけど素直に「No.」と伝えることも必要
もちろん、ビジネスでは自分の能力や知識を最大限に生かし、業務に積極的に取り組むことが基本です。
しかし、明らかに現状では引き受けることが難しい業務や無理な要求には、相手に素直に「I’m sorry, but I can’t.」と伝えることも時には必要となります。
特にアメリカなど西欧出身のビジネスマンは、依頼された時点で自分には無理だと分かっていたのにその時点でそれを伝えず、「I’ll do it.」と全てを引き受けてしまい、後で結局できなかったということになると「なぜ、依頼時に素直に伝えないんだ?」と思ってしまうことも多いようです。
お世話になっている相手に「できない」と伝えることは少し気が引けるかもしれませんが、ビジネスにおいてはその態度が逆に相手の迷惑になることもあります。状況ごとにぜひ最適な表現を採用してスムーズな業務遂行を心掛けてみましょう。
日本人の多くが使い慣れている「頑張ります」という表現は、英語でもビジネスの現場で適切に使うと相手に好印象を与えることができます。
今回の記事の内容を参考に、あなたもぜひ上手く自分の仕事に対する意欲・熱意を伝えてみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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