【大人のビジネス英語】混同してない?去り際に伝える「お会いできて良かったです」

【大人のビジネス英語】混同してない?去り際に伝える「お会いできて良かったです」

みなさん、こんにちは。

日本語・英語の別問わず、例えばビジネスの商談が終わって去り際に相手に「お会いできて良かったです」と伝えたいことってよくありますよね。

この「お会いできて良かったです」という表現、実は他の表現としばしば混同して間違った使い方をしてしまうものの典型だということを知っていましたか?

今回の記事では、混同しやすい具体的な表現も交えながら誤解のなく伝えられる自然な表現を解説していきます。

「今まで合っているか分からず何となく使っていた英語表現を、今一度見直してビジネスにも活かしたい」

そんな方はぜひ参考にしてみてください。

 

去り際に伝える正しい英語表現は「Nice meeting you.」

去り際に相手に「お会いできて良かったです」と伝える際に使える英語表現は、

「Nice meeting you.」です。


相手に会って商談、あるいは会話を交わした後、会話を締めくくる表現としてよく使用されます。

この表現はビジネスシーンのみならず、友達や知り合いとのパーティーや結婚式などの冠婚葬祭などの会話にも使用できるのでとても便利です。

ちなみに、meetという動詞は基本的に会うのが初めて、すなわち初対面の人に対して「会う」という意味で使用する単語です。そのため、今回ご紹介した「Nice meeting you.」は初対面の相手に対してのみ使用できます。

一方、seeは初対面ではなく、以前に何度か会ったことのある人に対して「会う」という意味で使える単語です。そのため、会うのが二度目以上の人に対して帰り際に「お会いできて良かったです」と伝える際は、「Nice seeing you.」とする必要があります。

meetseeの意味の使い分けについては意外と抜けていることが多いので、ここで改めてそれぞれの動詞について整理しておくと表現の幅が拡がります。

 

混同注意!「Nice to meet you.」としっかり区別して使おう

私達日本人も中学校英語で習った「Nice to meet you.」という英語表現は「初めまして」という意味を表す表現としてよく知られていますよね。

この表現が馴染み深いという理由からか、時々この表現を今回取り上げている「Nice meeting you.」と同じ意味で使用するという誤用を見かけます。

どちらもmeetという同じ動詞を使用しているとは言うものの「Nice to meet you.」にはあくまで「初めまして」という意味しかありません。従って、これを去り際に相手に伝えると相手に不思議に思われてしまいます。

ちょっと紛らわしいですが、初対面の人に挨拶の初めに伝える表現と去り際に伝える表現を自分の頭の中でしっかり整理して使用するよう心掛けてみましょう。

 

他にもある!帰り際に伝えられる感じの良い英語表現

実は、「Nice meeting you.」以外にも去り際に相手に伝えられると感じの良い英語表現がいくつかあります。

その一つが、「It was good to meet you.」です。文中goodをnice、あるいはgreatに置き換えて応用することもできます。また、「Good meeting you.」と表現することもよくあります。
基本的にはどれも「お会いできてよかったです」となります。

ちなみに、特に初対面の相手に対しては話の冒頭で聞いた相手の名前を加えてあげるとより効果的です。

例えば「It was good to meet you, Tom.」などの形で名前呼びしてあげると、相手もより親近感を持ってくれるでしょう。

 

まとめ

今回取り上げた「Nice meeting you.」は、初めましてと伝える表現との混同やmeetとseeの使い分けというポイントを押さえておかないと間違って使ってしまいがちな表現と言えます。

ぜひあなたも当記事内容を参考に、正しくより自然な表現を目指してみてください。

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。 英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。 長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。