こんにちは、羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。
今回は日本で英語を習う中ではあまり聞いたりする機会はないけれど英語圏で暮らしているとよく使うことのある英語のユニークな表現を2つほどご紹介させて頂きたいと思います。
まず1つ目は、a mixed bagという表現です。
こちらは見るからにイメージが沸きやすい表現ですが、元々は様々なものが混じって入っている袋を指します。
色々な種類のより取り見取りのキャンディーが詰まった袋のようなイメージです。
そこから発して、人や物のグループを指して‛性質や個性などについて、良い側面・悪い側面を持つものの寄せ集め’を表すことができます。
今年の日本の初夏は例年に比べて気温があまり上がらず、湿気が多い日が続いているようですが、こちらニュージーランドも(季節は南半球なので逆です)例年の冬とは異なり暖冬です。
先日は雨→晴天→強風→雷、という1日の中にありとあらゆる天気が詰め込まれていて困惑しましたが、その日の天気予報では、以下の様に表現されていました。
(例)The weather today was a mixed bag of rain, sun, wind, and lightening.
(本日の天気は雨、晴、風、そして雷のがごちゃまぜの天気でした。)
また、天気や食べ物に限らず個性豊かな人の集まりを指す際には、
(例)There was a real mixed bag of people in my Spanish class.
(私のスペイン語のクラスには本当に様々な人がいた)
この1文から、そのスペイン語クラスの中には発言力がある生徒、引っ込み思案な生徒、うるさい生徒、人の話を聞かない生徒、人をまとめるのが上手な生徒、などの様々な良い生徒・悪い生徒の両方がいたようなイメージが伝わってきます。
今回2つ目にご紹介させて頂きたい表現は私たちの体の1部にもあるnailを使った、ちょっと想像がつきにくい表現です。
Nailは中学校で習う単語の一つですので、どなたでも名詞で‘爪’を指す単語であることはご存知だと思います。
また、動詞として用いて‘釘を打つ’という意味で使うこともできます。
これらは英語を習う中で一般的な意味合いとして習うものになりますが、少しカジュアルな場面では誉め言葉としてもよく登場します!
日本では数十年前にオーディション番組・タレント発掘番組が流行りましたが、ここ10数年で英語圏のみならず世界的に様々なオーディション番組が制作・放映されています。(実際、あまりに数が多すぎてどれがどれだか混乱することもしばしばですが、、、、。)
番組のjudge(審査員)がオーディションに臨んで素晴らしい芸や歌を披露した人に対してよく使うフレーズにYou nail it!があります。
こちらは‘(やろうとした物事が)ちゃんと完璧にできたね!’というような際に使う誉め言葉です。
(例)You nailed it out on the football pitch today!
(今日はサッカー場ですごく完璧な動きをしてたね!)
日本の辞書にはこの意味合いではきちんとしたものが掲載されてはおらず、なかなかうまく日本語一言では訳しにくい独特な言い回しですが、皆さんも次回英語のオーディション番組をどこかでご覧になる機会がある際には、是非よく耳をすましてみてきくださいね。絶対に1度はこのフレーズが聞こえてくるはずです。
YOU NAIL IT!
日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!
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