(前回の続きです)
留学では、日本語が一切禁止という環境だったので、
出発前に、自分でも英語をある程度使えるようにするため、
独学で「英語を書いて」練習するという方法を試しました。
今、その当時の英文日記が手元にありますが、出発前に書いた日記は
今みると「変」です。文脈に合わない単語を使ったり、
本や会話ではぜったい出会わないオリジナルな表現だったり。
留学の準備で、外務省にVISAに関する手続きをしていた日の
日記を見てみました。例えば、書きたいことが
「今日、外務省に必要な書類を出した。」だったとしましょう。
当時の私の英語を、言葉の持つニュアンス、その言葉がネイティブに好んで
使われる状況などを踏まえたうえで、日本語に訳してみると、
「今日、外務省が求めた論文を手渡した。」となりました。
まったく意味が違います。でも、英文の構造は同じで
選んだ単語が違うだけでこれほど意味が変わります。
文法が正しくても、文脈にあった適切な単語を使わなければ
TOEIC900点レベルでもこんな英語になっているケースは
枚挙にいとまがありません。
私の表現は留学中にネイティブに触れ合う中で、
徐々に自然になっていきました。
でも、英語に24時間囲まれる
生活でもなければこれは正直難しいでしょう。
変な癖は一回では抜けないですし、自然な表現も一回では
覚えられません。
だからこそ、日ごろの出来事を扱う
日記で繰り返し繰り返しあなたも英語を書いて、
訂正してもらって、新しい表現を覚えたり、
使った表現を、訂正してもらいましょう。
わたしたちの添削指導を分析したところ、
日本人はほぼ、英文法はOKです。身についています。
ですが、言葉の選び方がうまくできていません。
それはネイティブが英語に囲まれて育つなかで
自然に身に付ける言葉1つ1つの使われ方、
膨大な用例を身に付けていないから起こります。
あなたが学ぶべきは、文法ではなく、言葉1つ1つの
使い方、言い換えれば、
文脈の中での言葉の使われ方(=セットフレーズ)
なのかもしれません。
引き続き、このメルマガでセットフレーズ、学んでくださいね。
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