余計なものを捨てること

9年ぶりに、栃木にある秘境温泉に出かけた時の話。

そこは、東京から公共交通機関で3、4時間ほどの場所に
あるのですが、最寄の駅から、徒歩しか交通手段がなく、
片道2~3時間かかります。送迎もありません。

そこには4軒の温泉宿があるのですが、私たちが宿泊したのは
そこからさらに1時間ほど山奥に入った山小屋風の宿。

山小屋からスタートしていますが(今も山小屋ですが)、
汚れ一つ無くピカピカで内部だけ見たら、
ここが豪雪地帯で、歩いて3時間
かけないと来れない山奥にあるとは、信じられない
くらいです。

9年前にきた時とまったく変わっていません。
内装に汚れ一つないですし、床は磨きこまれて
ピカピカです。料理も、こんな山奥で
こんなイタリア料理風のものが
でるのかと驚いたのも前回のまま。

私たちからすれば、たった2泊ですが、その温泉宿
からしてみれば、9年間毎日毎日、お客様を迎え入れ、
掃除や接客に手抜きをすることなく毎日9年間続けて
きたもの。

変わらないことは難しいことですが、
(特に、商売の場合、在り続けることがいかに難しいことか)
9年間変わり続けることなく、9年後にたまたま訪れた私たちを
もう一度、普通のことのように感動させてくれたことがすごいと思います。

少ないスタッフで宿泊客に満足してもらうためなのか、
日帰り入浴など、一切の宿泊客以外へのサービスを
提供していません。また、たったの6部屋しかない
この旅館は、しっかりと自分の背丈を把握して、
自分たちができる最高のことをやり続けている
ような印象を受けました。

だからこそ、こんな山奥でも、真冬でも、
平日、でも人が絶えないのだなと感じました。

世の中の変化に合わせて、変わることも必要ですが、
同時に「お金では<<変えない>>こと」を決めることも
また大切だと私のマーケティングの教科書も
教えています。

あなたはお金では<<変えない>>と決めている、
大切な価値観ありますか?

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