講師のEriiです。
留学を予定している
高校生の皆さんに会う機会がありました。
留学を考えている学生さんに毎回聞かれる質問が
「行く前にしておいた方がいいことありますか？」
です。
色々なアドバイスがあると思いますが、
私は行く前に出来るだけ英語の本を読んで
おくことを勧めています。
本で得られる知識よりも、
本を読む練習の大切さを
留学中に感じました。
特に文系の人は物凄い数の本を
物凄いスピードで読まされます。
母国語でない言語で毎日数百ページ
本を読み、理解し、応用することは
想像以上に大変です。
まともに一単語一単語読んでいると
他の課題が間に合わなくなってしまうため、
skim readingをしろと言われます。
Skim readingとは要は「速読」で、
速く読みながらも、大体の内容を把握する読み方です。
一文字一文字は読むことはなく、
飛ばし過ぎることもなく、
ちょうど十分な程度で本を読み進めることです！
これ、意外に難しい（笑）。
本を読めと言われたことはありましたが、
海外の大学に行くまで、
速く本を読めと言われたことはありませんでした。
読書は楽しむものだと思っていましたが、
どうやらそうじゃないこともあるようです。
時間が足りないので、
プレゼンや論文、リサーチなどを優先し、
本はつい後回しにしてしまいます。
一週間忙しくて週末に読めばいいや、
などと思っていると
本が数冊たまってしまいます。
まぁ読まなくてもいいか！
授業の内容だけでなんとかやり切ろうと思うと、
テストでとんでもないことになります。
質問が５つ程度のテストで
8時間テストが続いたことも
ありました（涙）。
8時間何を書き続けるの？
と聞かれると説明が難しいですが、
とにかく5つの質問の解答を
8時間書き続けられるぐらい授業に集中し、
本をしっかりと読んでいないと平均的成績に
かすりもしないということです。
少し後回しにすることで
積み重なっていく課題の量に
精神的に押しつぶされ、
泣きながら勉強をしていたり、
引きこもりになる日本人が
周りに数人いました。
特に奨学金で留学をしていると
保たなければいけないGPAの
数値が高いため必死です。
助けてあげたくても
周りに手を差し伸べていると
自爆してしまうので
なかなか勉強面で周りの日本人と
助け合うことはありませんでした。
なので、留学前に時間があるなら
是非本を読んで下さい！
小説でも学術論文でも何でもいいと思います。
辞書を引かずとも9割が理解できるぐらいにまで
準備をしていくと心に余裕が出来ると思います。
留学を考えていない方も、
読書は語彙力を上げるのにとても効果的なので、
本屋に立ち寄った際、
洋書を手にとってみてはいかがでしょうか？
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