ハーフマラソンPart 4

講師のEriiです。

最初は快調に走っていたので
2時間30分のペースランナー達など
見えませんでした。

ですが途中からペースが落ちて
しまっていたので、
16kmの地点で振り返ると
かすかにピンクの風船が見えてきました!

や・ば・い。

別にペースランナーに抜かれたからといって、
2時間30分を知らせるランナー達なので
完走できない訳ではありません。

ですが、今までペースランナー達の前を
走れていたので、
「抜かれてたまるものか」
という精神がキックインしました。

そこからが最後のステージです。
The 4th Stage of Pain。

気持ちは勝ちたいものの
体がついてこない。

800m走っては1分歩き、
後ろを振り返り、
ピンクレンジャー達が迫ってきていることに焦り、
また走り出す、の繰り返しでした。

途中からマラソンというよりは
ペースランナーとの
追いかけっこ状態です。

誰しも考えることは同じです。
私の周りの人も全員振り返りながら
ピンクレンジャー達を確認しては
プレッシャーを感じまたペースを上げる、
という感じでした。

あんなにピンクという色に対して
恐怖を感じたのは初めてです。
優しい色なのが、なおムカつくな~、
終わったら風船割ってやると思いながら
(色に八つ当たり)、
重たい体を一歩ずつ前に進めていきました。

19km(最後2km)になると
ペースランナー達との距離が
150mほどになってしまい激焦りです。

ここまできて抜かれちゃならぁぁぁぬ!
と思い、心拍数190越えで最後の2キロを走りきり、
なんとか21kmを2時間28分で
完走することができました!

ふぅ~。。。
これは変わった趣味だ。

完走することが目標だったので
ペースランナーに勝てた、
私はそれだけで大満足です。

終わった途端、気持ちに余裕が出てきて
ちょっと誇らしげに歩く私。
2時間28分もかかったのに1位かのような
顔でTシャツと順位表を取りに向かいました。

少し休憩をしてから
パートナーを探すことにしました。

どこを見回しても
私のパートナーがいません。
仲間たちに聞くとまだゴールして
いないということでした。

え!?まさかのリタイア!?
と思いましたが見当たらないため
フィニッシュラインで待つことにしました。

ずっとフィニッシュラインで
待っていましたが制限時間10分前に
なっても姿が見えませんでした。

ああ、もうやばいな、
と思っていましたが、
最後の最後に彼の姿が見えてきました!

3キロ地点で既に膝が痛くなり、
そこからリタイアしようと思ったそうですが、
なんとかゴールまできたそうです。

なんと走り切った人の中で
一番最後のゴールです。

ゴール2kmほど前で収容車が
タイムが遅い人に「乗ってください」
と言っていたそうなのですが、
彼は「まだ制限時間ではないので
乗りません!!!」と
断ってきたそうです(笑)。

(ごもっともだ。タイムが例え過ぎても
2km前まで来ている人は
走らせてあげるべきだろう。)

「そんな感動ドラマいらないから」と
皆でイジリながら
「いやぁ~全員完走できてよかった」
と言っていました。

そしたらなんと仲間内で一人
完走していなかった人がいました(笑)。

打ち上げの焼肉で周りに聞いたところ
彼は途中で限界がきて、
10km地点でバス停でバスを待つかのように
足を組んで収容車を待っていたそうです(笑)。

そんな感動と笑いと苦しみと快感溢れる
初めてのマラソン大会でした。
体はサロンパスだらけですが、
思い出に残る最高の一日でした!

たまには調子に乗って何かに
挑戦してみるのも悪くありませんね。

いつだって挑戦は始められます。

あなたも何か挑戦してみようと
思っていたことがあるのであれば
「イエス!」と言ってみませんか?

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