ぐるぐる遠回り

講師のEriiです。

メルマガの記事を読んで下さっている皆さん、
結局私の本’The Immortal Life of Henrietta Lacks’は
見つからず(ため息)、遂に待ちきれず
再度購入してしまいました。

どうか捨てられずに
誰かに楽しく読まれている
ことを願います。

本が届くのを待っている間、
‘The Brain That Changes Itself’という
脳の可塑性に関する本を読んでいます。

昔は脳は機械のようで
一か所に異常があった場合
その箇所が果たしていた機能は
永久的になくなってしまうと
信じられていたそうです。

例えば、iPhoneのスピーカーが
壊れてしまった場合、
ボタンから音を出すことは出来ませんね。

スピーカーが壊れてしまったら、
もう音を出すことはできなくなって
しまいます。

脳も同じように、例えば「視野」を
コントロールする脳の部分Aが
ダメージを受けてしまった場合
もう一生目が見えなくなってしまうと
思われていました。

けれど、研究を進めていくうちに
全く「視野」とは関係のない
異なる脳の部分BがAの機能の
代役を務めることが出来ることが
分かってきたそうです。

損傷してしまった脳の部分は
使い物にならないものの、
神経細胞が「こりゃ困った!」と言い、
目が見えるようになるよう
本来視野をコントロールする部分を通らずに
別の神経回路を作ってくれるということです。

例えば、通勤のために車でいつも通る道が
工事でふさがっていたとしましょう。

いつも通る道以外は分からないので、
初めは「こりゃ困った!」と止まってしまいます。

ですが、徐々にその工事現場を回避して
目的地にたどり着ける道を模索するようになります。

最初は地理がよく分からないので
時間がかかってしまいますが、
何度も何度も繰り返しているうちに
到着までの時間が早くなっていきます!

リハビリをすることによって上記の例の
ように私達の身体は別の方法を通じて
出来なくなってしまったことをまた
一度出来るようになるそうです。

すっげぇー。

仕事・子育て・恋愛・人生、
壁にぶつかってしまうこともありますね。
もうダメだと思うこともあると思います。

本来思い描いていた方法でなくても、
例え遠回りになってしまっても
きっと解決への道はあるということを
この本は最初の10ページで教えてくれた
ような気がします。

急がずとも少しづつ「人生のリハビリ」を
重ねていけばきっと目指しているところに
行けるでしょう。

行き止まりに直面したら
遠回りをすればいいということです。
諦めるぐらいならその前に
遠回りをしてみましょう。

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