「助けて」という一言

フルーツフルイングリッシュ
講師のEriiです。

米大に在学中の頃の後輩で
あまり英語が得意でない日本人学生がいました。

初の海外滞在が大学であった彼は
予想以上に読書量、ディスカッション、プレゼンに圧倒され
授業についていけなくなってしまい、
部屋にこもるようになってしまいました。

学校では学習サポートシステムがとても充実していて、
求めればいくらでも助けてくれる体制でした。

けれど、それまで日本の学校で苦労をしたことがなかった彼は
どうしても「助けて」という一言が言えなかったそうです。

彼は文化人類学から結局読書やディスカッションが比較的少ない
経済学に専攻を変更することになりました。

四年生になり彼はやっと勇気を出して「助けて」と言ったところ、
教授は授業前後に一対一で内容を丁寧に説明してくれたり、
教授同士で話し合い彼にあった学習プランを組んでくれたりなど
とても親身になって対応してくれたそうです。

彼は安心したのか、授業にも参加できるようになり
成績も伸びていき無事卒業をすることができました。

出来ないことを認めるのは恥ずかしいことかもしれませんが、
時には助けを求めることも勇気だと思います。
あなたも何かお悩みの場合はまず誰かに相談してみてはいかがでしょうか?
自分には見えていない解決策があるかもしれません。

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