１年後に貯金が実質１％も減る？
１０年で１０分の１も減るのをご存じですか？
これはとある日の日経新聞１５面の記事です。
これに類する記事は以前もお伝えしたことがあるのですが、
物価上昇の話です。
１月末に発表された消費者物価指数は１年前に比べて１．６％増えたそうです。
新聞では国債の利回り(10年債0.7％)での比較が紹介されていましたが、
この状況が続けば、０．７％の利息で国債に投資しても
物価が１．６％増えるのであなたのお金は実質０．９％減っていることになります。
分かり易く言うと、１万円を投資すると、１年で利息が70円ついて
10,070円になりますが、今１万円のものが１年後に10,160円になっているので
あなたは低金利商品に投資しても１万円につき90円の価値を失うということになります。
銀行預金の場合は、さっき調べたらある大手行で0.02％なので、１万円は１年後に2円の
利息がついて10002円。物価が1.6％あがるので、１万円につき158円の
資産毀損が発生することになります。100万円預けてたら、16,000円近く毎年減ることに。
しかもＡＴＭで１回自分のお金を引き出すごとに
５０年分(単利計算ですが）の利息が吹き飛びます･･･
つまり普通に生活しているだけで大切な資産がじわじわ減るという
ことです･･･でもインフレということは物の値段が上がる事なので、
これからもらう給与もあがる（ハズな）ので、どちらがイイとは一概に言えません。
ビジネスでよく使われる教訓ですが、１年後の１万円より、
今の１万円の方が価値が高いというお話があります。
企業は手元の１万円を投資（ビジネスに使うこと）することで
将来１万円以上のリターンを得ることができるからです。
資産を減らさない方法は、
資産が毀損する以上にもっと働く方法（一番手堅いですね）、
もう一つは、企業のように今の１万円を自己投資に充てて
毀損しない自分の価値を高める方法です。
自分への投資が一番手堅く、時間によってもお金ほどは毀損しません。
特に英語は一時金などを支給する企業も増えてきて、
実質年収アップに貢献している事実もあります。
以前掲載しましたが、資格手当で
収入の増加額は年収ベースで
10万円未満･･･50.8％
10万～50万･･･22.6％
200万以上･･･11.1％
と比較的インパクトのある数字となっています。
※年始に毎年実施されている日経新聞の最新の2014年の調査結果です。
あなたも物価上昇率以上に自分の価値を高めていきましょう。
デフレを脱しそう（？）な今、最低でもインフレ率に負けない
レベルで自分を磨く必要がありそうです。
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