たくさんのメンバーの方から勉強の悩みをいただくように
なりましたが、中でも多いのは、
「やりっぱなしになっていて効果的な復習の方法はないか?」
というものです。
当社メンバーの方には折に触れて継続学習の大切さを
うったえているので、作文量については伸びてきたと思うのですが
「復習」もそれと同じくらい大切です。
せっかく覚えても、すぐ忘れる。
これは人間の脳が忘れるためにできているので仕方のないことです。
人間の脳は何もしていない状態でも、
体重のたった3%の重さしかないのに、消費エネルギーの20%を
使うほど運用コストが高い器官です(代謝面に限って)。
この膨大なエネルギーを節約するため、脳は極力余計なものを
しないようにします。それが慣れであったり、忘れることであったり。
作文を提出するのは大変ですが、作文がなかなか進まない方は
1回でも提出して添削してもらった結果を何回も読むように
してください。
以前も紹介しましたが、エビングハウスという心理学者が
実験で調査したところ、人間の脳は、何かを学んだ時、
20分後には42%のものを忘れることがわかりました。
1時間後には56%。
1日後には74%。
1週間後には77%。
1か月後では79%。
こんなに忘れるなら、どうしても覚えておきたいことに絞って
当日と翌日、そして1週間後、1か月後の4段階で見直してみましょう。
<ポイント>
添削結果を定期的に見直して復習するか、
学んだことを次の課題で使ってみる。
このどちらかで復習していきましょう。
人間は新しい物好きでもありますが、
次々に新しいものに手を出すより、自分にはこれが必要と
思うものだけを、地味ですが繰り返し勉強するように
した方が、いろんなものに手を出すより確実に前進しています。
大切なのは、
「何が自分のものになったか?」
「それが使えるか?」
これだけです。
「知っている」ではありません。
10個に手を出してすべて中途半端になるくらいなら(知っている気にはなります)
1個使えるようにしたほうが一歩前進しているんですよ。
前者はやった感が、後者には遅々とした
ストレスがありますが、
本当に効果があるのは後者です。
「やった感」「爽快感」「知っている感」に騙されないようにしてください。
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