随分前に、娘と一緒にピアノ演奏会に
出場したときのエピソードです。
曲は、ディズニーの
「Supercalifragilisticexpialidocious」
(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)。
楽しくてテンポの早い曲です。
私たち親子(連弾)の順番は43組中、前から3番目。
最初の8組が舞台袖に呼ばれていたのですが、
一人の女の子の調子が悪いようで、なんだか
ぐずっています。
緊張のせいでどうやら、人前で弾くのが
怖くなった様子です。
先生2人とお母さんの3人で必死に娘を
説得しています。が、効果なし。
私たち親子は特に大きなミスもなく、
本番演奏終了。しばらく舞台袖にいたのですが、
まだぐずっています。先生方もいよいよ
焦ってきたのか、ものすごい形相で
説得にかかっています。
これは逆効果では?そのくらいの勢いでした。
しばらくしてプログラム変更のアナウンス。
とうとう、時間までに決心がつかなかったようです。
その後、30分くらい、
観客席にもどってコンサートを聴いていると
再度プログラム変更のアナウンス。
どうやら、決心が決まったようです・・・
が、なんと、出てきたのはいいのですが、
先生に強制的に舞台に引きずってこられて
本人は弾きたくないモード全開です。
「とうとう無理矢理引きずり出したか?」
そう思いました。
「だいじょうぶかな・・・」
「無理矢理弾かされて失敗でもしたら今後ピアノいやになっちゃうんじゃ・・・」
とハラハラしながらみていると、
なかなかうまく弾けています。
先生に助けられながらも2曲が終了。
あいさつをしてスタスタと退場。
そしてそこで、わたしは見逃しませんでした。
その女の子が舞台袖に帰るまでの数秒、
口元にうれしそうな笑顔が、
浮かんでいるのを。
やっぱり最初はイヤでも
勇気を持ってチャレンジしたら
自分に合格点出せるんですね。
うれしいんです。
今日伝えたかったこと。
それは思い切って自分を表現してみること。
特に海外で生活されている方に多いのですが、
英語が苦手なあまり、怖気づいて地域のコミュニティーに
溶け込めない方がいます。本当は話せるのに。
英語のせいで本当の自分じゃない自分になって(自分の意識も
周りの受け取り方も)どんどん負のスパイラルに陥って、
落ち込んでいきます。
でも、勇気を出せば、思いのほか通じます。
少しでも通じることが自信につながります。
楽しさになります。
このピアノを頑張った女の子のように、
心配し過ぎないでください。
P.S.自信をつける方法は2つあります。
1つはその場で勇気を持つこと。(ただこれは難しいことが多いです)
もう1つは、しっかり時間をかけて準備しておくことです。
そしてその場では、あまり長い文章をかっこよく話そうとしない。
言いたいことを自分の表現で短く簡潔に、それこそ幼稚園児が
話しているような感覚で短く話しましょう。
英語は基本一文一アイデアが原則。これは話す時も書くときも変わりません。
わたしたしの会話も実は短い文章の組み合わせですよ。
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