私用で大阪に新幹線で出かけた時のこと。
名古屋あたりで、車内アナウンスが。
「中国からお越しの、○○○さん。
ご伝言がございますので8号車車掌室までお越しください。」
10分おきに3回くらいアナウンスが流れたと思います。
いやいや、ちょっと待って。
伝わっているんかいな。それ。
マニュアルに従ってアナウンスしているのでしょうけど。
そもそも「中国」を「ちゅうごく」と呼んでいる時点で
中国人の方にはたぶんわからないような気がしますし(ツォンクゥォーだとOK)、
名前も中国人の名前をよんでいるのですが、
中国は発音がもっとも難しいといわれている言語。
1つの子音に音を下げる、上げる、キープなどで4つの発音があり
それぞれ別の意味になるんだとか。(四声というみたいです)
「媽媽 騎 馬、 馬 慢、 媽媽 罵 馬 。」
「マーマ チー マー、マー マン、マーマ マー マー。」
意味は、お母さんが馬に乗ったら、馬が遅いので、母は馬を罵った」
となります。「マ」1つに4つの意味の違う言葉になるんだそうです。
一番肝心の、出身国名と、名前が伝わらず。
それで8号車の車掌室までお越しくださいって・・・
ぜったいに伝わってないだろなと思いました。
せめて日本に来ている外国人へのアナウンスは英語なのでは?
これから日本は観光立国でも生きていこうとしているわけですし、
東京は世界で一番ビジネスがしやすい都市になると宣言していますよね。
先進技術の粋を集めた車両や電光掲示板などのハードは一流でも、
サービスを提供する人材面で、まだまだ対応すべき課題は
多いんだろうな・・・と感じた一日でした。
呼び出す方も、さぞかし伝わらないだろうな~
と思いながらアナウンスしたと思います。
そのうち、しかるべき時がきたら、新幹線のアナウンスも
飛行機のアナウンスのようになる時代がくるかもしれません。
何かを伝える時は相手にあわせる。これが基本ですよね。
P.S.日本語でも自分が言いたいことを言っている方が
多いような気がしますが伝えたいことは相手が正しく
受け取って初めて価値がでるものです。しっかりと
相手に伝わる言葉で伝えているか、相手に伝わっているか
確認もしながらコミュニケーションを積み重ねてくださいね。
私もこういう仕事なので気をつけないといけないのですが・・・
カスタマーサポートが、特別ゲストライターさんのおすすめ記事をご紹介します。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。