こんにちは。講師のMegumiです。
どの言語も面白いイディオムがありますが、いわゆる“逆の発想”の表現はなかなか興味深いです。
それがタイトルのget(come) out of the sunなのですが、実はこれを日本語で表現すると“日陰に入る”となります。
なるほど、
太陽が当たっている場所から出ていく=太陽が当たっていない場所へと移動する=日陰に入る、
ということなのでしょうが、これを“陰”をメインにするのではなく、“太陽”をメインに表現するところに、言語的な発想の違いがありますよね。
他にも同じように発想を変えて使われているイディオムがあります。
例えば、
mind your own business
これを直訳すると「自分のやるべきことをに注意を向けろ」となりますが、「他人のやることを気にするな(→人のことに干渉しないで)」という意味で使われます。プライベートのことなどで人から口を挟まれて嫌だなと思った時などにネイティブもよく使うイディオムです。
それにしても、これをターゲット言語にする場合は、やはりそれを読む人がわかりやすく、読みやすくなるようにしなくてはなりません。
“お日様のところから出ていく…??”をどのように日本語らしく表現するか。
こうしたイディオム的な表現の場合は、知っておくことができればそれに越したことはないのですが、知らなかった時には、“日が当たる場所から離れることだな”と考えて表現する前に、“でも念のため”と一度調べてみるといいですね(特に翻訳のお仕事を考えていらっしゃる方にはお勧めしたいです)。
神奈川県在住です。現在、翻訳のお仕事をしながら講師のお仕事をさせていただいています。海外は学生時代にオーストラリアおよびフランスに滞在(いずれも1~2ヶ月と短期です)、結婚後に中国に3年住んでいました。外国の文化や言葉が好きなので、現在も英語、中国語、フランス語と広く(浅くならないよう・・・)仕事に生かしています。趣味はとにかくマンガやアニメ、映画やドラマなど、サブカルチャーなものが大好きです!現在のストレス発散法は音楽、料理、ガーデニングです。皆さんの学習を少しでもお手伝いできれば嬉しく思います。よろしくお願いいたします。
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