【英語ビジネスメールあるある!】いきなり下の名前で呼ばれたのですが?

日本人をびっくりさせる、“最初からファーストネーム呼び”

いざ、海外の人とやり取りを行います、とか、外国の人と一緒に働きます、という状況になって、相手のことをどう呼べばいいのだろう?と日本人は思いがちです。

メールだったら、いきなり、

Hi, Mamiko,

と送られてきて、どうやって返信しよう・・・と悩んだりすることもあると聞いたことがあります。
そんなことはないですか?

 

返信で使える3つの方法

結論から言うと、

  1. 相手が呼んでくる呼び方に合わせる
  2. 違和感を感じるなら、○○って呼んでくださいね、と言ってみる
  3. 上司の人であれば、Sir./Ma’amをつけておく

あたりでいいと思いますが、無難(と言っていいのかどうかですが)は1かな、と思います。

日本人はむしろ下の名前で呼ばれることに抵抗を感じます。
特にビジネスの場においては、礼儀を重んじるので、呼び捨てなんてもってのほか!と感じたり、遠慮を感じて言いにくいなどもあるようです。

そこは、英語を使う文化の大多数は逆の感覚で、苗字で呼ばれることに慣れていないのもあってか、逆に過度によそよそしく感じられたりするようで、コミュニケーションのトーンを妨げてしまう可能性が出てきます。

 

日本人がファーストネームで呼び、相手の外国人が敬称呼びの時も

私のキャリアの最初は、公立学校の教員でした。

ALTの先生とお仕事をするわけですが、私は、Taraと下の名前を呼び捨てにしていました。
相手の先生は日本が好きで日本文化をよく理解していたことや、ALTという仕事に準じていたので、私のことは●●先生と「苗字+先生」呼びでした。

仕事を離れ、彼女がアメリカに帰ってからも交流はありますが、私のことは●●さん、と苗字読みです。
そのあたりはお相手が日本の文化をどの程度理解し尊重しているかに寄る気がします。

 

「〇〇 san」がビジネスシーンでも便利!

ちなみに、この「~さん」呼びはとても便利です。
実は私も呼び捨てに抵抗があるタイプだし、日本人であることに誇りを持っているので、別に英語の文化に合わせ切らなくていい!と開き直っていたりします。
だから、メールだろうが、オンラインで出逢った人だろうが、

◇◇ san

と、呼びかけています。日本企業とつながりのある外国人であれば、特に説明しなくても、理解しています。
すでに今までもやり取りがあったりして、日本人はお互いをそんな感じで読んでいるなぁと分かっています。

メールでも、そういう場合、相手からDear ○○ san,と書いてきたりします。

知らない外国人も、大抵はスルーです。
おそらくよくわかっていないけど、なんとなくわかると言う感じでないでしょうか。

たまに聞かれるので、Mr/Msに当たるものです、と説明すると、納得されます。
ちなみに、このsanという表現、よ~く日本文化を理解している一部外国人にもたいそう便利だ、と言われている表現です(笑)

 

呼び方の問題はほかにも

海外の人との名前のやりとりで困ると言ったら、発音がわからない!もよくあります。

中国の人などは「英語名」をわざとつける方もいらっしゃいますね。
おそらく海外でやっていくための戦略的な意図もあるようには感じます。

日本人も海外で発音しづらい発音だったから、適当なニックネームをつけられた!というのもよく聞く話だと思います。
フィリピンに行って働いてびっくりしたのは、名前が独特なので、ニックネーム呼びが当たり前すぎたところでした。

 

一番重要なことは「相手との距離を縮める」

ビジネスメールだけど、呼び方について触れたりするのは結構今までもありました。
そこは深く考えず、疑問に思えば伝えたらいいんだと思います。

そんなところで、個人的な好みでの結論は実はこうなります。
(最初と違う、はお許しください。)

  • 相手の感じに合わせる
  • ○○ sanと言う
  • なんて呼ぶか尋ねる

どうしてこういう結論になるか、というと、「目的が距離を縮めることにある」からです。

繰り返しになりますが、日本では丁寧に、だけど、英語では、どれだけ親しみを持てて心の距離を縮められるかが、ポイントだからです。

 

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

英語が好き。語学が好きというよりは、その背景にある特性や文化などに興味も持つ。ひとが好きで、世界中の人と対話できるおもしろさが嬉しい。 長年地元で英語科教員をしていたが、東京で民間企業に転職、英語を使ってビジネスをし続け、外資系も経験。フィリピンの日本支社でフィリピン人の管理部門も経験。ひたすら実践で英語を身に付けていった経験から、英語習得について語ります。