【英語脳】パターン①行為主がわからない時、はっきりさせたくない時

ネイティブ講師の英語脳を育てるブログ。英作文がランクアップする受動態と能動態について

今日のテーマは、英語で受動態を使うパターン

こんにちは!オーストラリア人のミーガンです。

イメージとして、「英語は能動態、日本語は受動態を使う」というふうになっていると思いますが、100%そうだと言えません。
もちろん、多くの場合は英語ネイティブは能動態を使うし、最も自然な書き方は能動態というケースが多いです。
とはいっても、実際に、能動態よりも受動態の方が自然な場合はいくつかあります。

それぞれの「受動態の方が自然」の場合を覚えておけば、英文が一気に英語らしくなると思います。

そして今日のテーマは、英語で受動態を使うパターン1「行為主がわからない時、はっきりさせたくない時」です。

「朝起きたらリビングルームの電気が付きっぱだった」を英文に

能動態の場合は行為者を入れる必要があります。SVOなので、まずは主語から始めますね。
でも、誰が行為をしたのかという情報が分からない、またはあまり重要ではない場合に、わざと曖昧な主語を入れると不自然ですね。

では、能動態と受動態で書くだけでニュアンスがどう変わるのかを見ていきましょう。

今回のシチュエーションは、朝起きたらリビングルームの電気が付きっぱだったという場面です。家族に「一晩中、電気がずっとついていた」と伝えたいのです。

受動態

まず誰がやったのか分からないので受動態で表現するのが最も自然です。
The light was left on last night.
この文だと、「誰」がやったよりも、「何がされた」のほうが強調されています。

能動態

でも、能動態にすると以下のような文になるしょう。
Someone left the light on last night.
能動態なので「誰」という情報を入れる必要があります。この場合は明確な行為者がいないので一般的なsomeone(誰か)にしました。

しかし、このような文にsomeoneを付けると、少し責めているニュアンスになります。「誰がやったんでしょうね」という感じですね。

 

能動態を使うときの注意

行為者が分からないときに能動態を使うのに注意が必要です!もしかしたら誰かを責めているニュアンスになってしまうかもしれません。

ではまた!

※ミーガン先生の【英語脳】シリーズ記事はこちらからどうぞ!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本語能力試験N1(最難関レベル)に合格し、さらにNAATI(オーストラリアの通訳・翻訳国家資格)にも合格。英語ネイティブで日本語の通訳資格に合格する方はかなり少なく、そんな日本と英語の両方に精通し、英語の微妙なニュアンスを日本語で分かりやすく説明できる希少なスキルを持つ先生です。