こんにちは!ミーガンです。
主語が省略されても意味が通じる日本語
日本語の面白いところは、色々な情報を省略しても意味が通じることです。
英語の場合は、基本的にそれができません。
会話で英語を使うときは、主語は一般的に動作主になると思いますが、日本語の場合は話のテーマがよく主語として登場します。そのため、日本語から英語に訳すときに、「誰」がするのかというような背景にある情報を考える必要があります。
例えば、
「明日は学校だ」は、tomorrow is schoolではなく、
「私は明日学校がある」というふうに考えるので、I have school tomorrowになります。
でも、主語を動作主ではなく話のテーマにすることは、英語でも可能なケースもあります。
日本語と英語、こう表現が変わる!
日本語と英語の表現の仕方を少し比較しましょう。
「明日の面接は緊張するね」
例えば、このような文だと、会話している人はすでに「明日の面接」は何のかが分かっていますね。
そのため、「私は明日面接があって、その面接について考えるとやはり緊張する」のように相手に説明する必要がないのです。
実は、相手がすで話のテーマが分かっているときに、英語も同じことが主語の使い方が可能です。
ですが、主語にするときは時の表現を使うことが多いです。
例えば、「明日の~」「来週の~」「今日の~」というような表現の場合に、tomorrow’s / next week’s / today’sが使えます。ただし、相手が話の内容が分かっている場合のみ使います。
具体的に言うと、「来週の試合」はnext week’s matchになります。
「来週試合がある」という情報がすでに明確になっているからこそ、主語をnext week’s matchに省略するこ
とが可能です。
例えば、以下のような会話で使えます。
A: I’m in great shape for next week’s match.
(来週の試合に向けて、体の調子がいいんだ。)
B: So am I. Last week’s game was pretty bad, so I’ve been training a lot.
(僕も。先週の試合はダメだったから、たくさん練習しているんだ。)
いかがでしたか?
日本語能力試験N1(最難関レベル)に合格し、さらにNAATI(オーストラリアの通訳・翻訳国家資格)にも合格。英語ネイティブで日本語の通訳資格に合格する方はかなり少なく、そんな日本と英語の両方に精通し、英語の微妙なニュアンスを日本語で分かりやすく説明できる希少なスキルを持つ先生です。
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