【英語脳】省略された主語をきっちり補おう②主語が会社や団体、組織の場合

こんにちは!ミーガンです。

主語のない日本語の文を英語にするときに、適切な主語の選択で苦労する人が多いです。特に課題の添削しているときによく思うのですが、「曖昧な主語があるとき」が難しいのだと思います。

例えば以下の和文。

「駅前にアパートを建てるようだ」
「そこで工事をやっている」

日本語だと、このような文に「誰」がアパートを建てるのか、「誰」が工事をやっているのかという情報が重要ではないため省略されていますね。でも、英語に訳すときに、具体的な行為者を入れる必要があります。

もちろん、受動態にして行為者を省けることもできますが、会話だと少し堅すぎるのです。

An apartment block is being built in front of the station.
Construction work is being carried out.

これも間違いではありませんが、会話ではなく書き言葉に相応しい表現です。

では、会話だとどうすればいいのでしょうか?
実は、具体的な行為者がないときに、英語ネイティブはtheyを付けることが多いです。

They’re building an apartment building in front of the station.
They’re doing construction work.

「誰」がやっているのかが重要ではない場合が多いため、明確な主語にしなくてもいいです。That company is…やThose people over there are…という言い方も可能ですが、日常会話としてはそこまで詳しく書く必要もなく、少し細かすぎる印象を与えます。

友達や家族に話しているときに、シンプルなtheyで十分です。

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日本語能力試験N1(最難関レベル)に合格し、さらにNAATI(オーストラリアの通訳・翻訳国家資格)にも合格。英語ネイティブで日本語の通訳資格に合格する方はかなり少なく、そんな日本と英語の両方に精通し、英語の微妙なニュアンスを日本語で分かりやすく説明できる希少なスキルを持つ先生です。