みなさん、こんにちは!
みなさんは単語をどのように学習しているでしょうか。
しっかり暗記できているでしょうか。
きっとすぐに覚えられる単語もあれば、なかなか覚えられない単語もあるのではないでしょうか。
私も苦心したので今でも覚えていますが、英検二級を受験する際、
「ex-」という接頭辞がつく単語を覚えるのに苦労した記憶があります。
例えばexpect、expose、exploitなどがそうですね。
当時「こいつら、何度触れてもなかなか頭に入ってこない。どうすれば覚えられるんだろう…」
と悩みながら打開策を模索していたものです。
このような経験を通し、何度も単語学習の効果を上げる方法はないかと対策を考えていたのです。
今回は、そんな中思いついた私なりの方法を二つ、みなさんにご紹介したいと思います。
ぜひご自分に合った方法がありましたら、今後の学習で活用してみてください。
単語学習の効果的な学習法その1ー文を作る
それでは早速単語学習の効果を上げる一つ目の方法をご紹介します。
それは「暗記したい単語を使って10文作る」です。
単語学習をしていくとどこかのタイミングで、
なかなか覚えられない自分と相性の悪い単語というのが出てくると思います。
何度も触れているのに頭に浸透してこない単語たちです。
そういった単語を使って自分で10個、文を作ってみるというシンプルな方法です。
さらに私はマイルールとして「文法的な誤りは気にしない」と設定していました。
そうやってハードルを下げておいて、文を作りやすくしておくのです。
仮に単語帳に例文が載っていたとしても、自分の頭で文を考えることによって臨場感のある文を作ることができ、
脳へのインパクトも変わってきます。
自分の脳を使うということは、神経が活発化するということ。
色々な神経が動くことで創造力、記憶力もアップします。
例えば先のexpect「予期する、期待する」を覚えようとしたとき、
単語帳でもノートでも構いませんが、文を書いていきます。
例えば、「I expect your cooperation.」「He is expecting too much of me.」「I expect to be there this afternoon.」など、長い文ではなくていいので短文を思いつくまま書いていきましょう。
10文書けば頭の中にその単語の世界観やイメージ、どういった場面で使えるのかなどを
肌で感じながら覚えることができるのです。
みなさんもこれらを参考に、ぜひ単語暗記の際にお試しください。
単語学習の効果的な学習法その2ー分解する
次に単語学習の効果を上げる方法の二つ目ですが、それは「分解してみる」です。
これは私も未だに実践している方法で、とても効果的な暗記法だと思います。
例えば先のexpose「さらす、暴露する」を覚えようとしたときに、この単語を分解して考えるのです。
「ex-が『外へ、外側』っていうニュアンスの接頭辞で、poseが『姿勢、ポーズ』という意味だよな…」と考えます。
つまりそれらのニュアンスを合致させ総合的に考えていきます。
すると、「外へ」「姿勢」を向ける、出すということに繋がり、exposeは「さらす、暴露する」という意味を想起することが可能になるわけです。
このように単語というのは接頭辞や接尾辞などで区切って分解することで、その単語のイメージが掴みやすくなります。
接頭辞と接尾辞の持つニュアンスや、既知の単語の知識を組み合わせることでより単語の理解が深まると思いますので、
ぜひこの方法を試してみてください。
いかがだったでしょうか。
今回は単語学習の効果を上げる方法を二つご紹介してきました。二つの工夫を学習に取り入れることで、いっきに単語学習の効果を上げることができると自負しています。
これらの方法は、私の英語の授業でも繰り返し生徒さんに伝えている内容になります。
ただ闇雲に書いたり音読したりして機械的に覚えることも大切かもしれませんが、こういった工夫を組み合わせることで、覚えるための時間も短縮され、労力も減るのではないかと思っています。
もちろん自分に「合う・合わない」単語学習はあると思いますが、「いいな」と思った学習法に出会ったら積極的に取り入れていただき、実践を通して判断していきましょう。
国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。
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