みなさん、こんにちは。
みなさんはどんな夢や目標をもって英語の勉強にとりくんでいますか。
今回は、脳科学を基に、適切な目標設定についてお伝えしていこうと思います。
毎日しっかり「〇時~〇時までは勉強、〇時~〇時は食事…」と一定の時間ごとに目標を決めて、勉強している方もいるかと思います。実は、その目標設定、脳科学的にはあまり有効とはいえないのかもしれません。
そこで、わかりやすく脳科学を応用した目標設定についてみていきたいと思います。
英語学習に役立つ脳科学的に有効なTo Doリストの作り方
さて、先ほども述べましたが、毎日自分のやるべきことをまとめた「To Doリスト」を書いている方も多いのではないでしょうか。
「□〇〇さんにメール □〇時~〇時まで英語の勉強 □〇〇に電話 □帰りに〇〇を買う」
といった具合に書いて、自分のタスクを作成している方もいますね。
その習慣ももちろん悪くはありません。やらなければいけないことを逐一確認できますし、取りこぼしをなくすことにも繋がりますからとても良い習慣だと思います。
しかし、脳科学の観点からすると、もっと脳が活性化し、作業の効率を上げる方法があります。
それは「やるべきことを多めに設定する」です。
これはどういうことかというと、例えばいつも「1日英単語を5個覚える」と設定していたとしましょう。でも、もしかしたら1日あれば5個覚えることは余裕なことかもしれません。
脳は実はこういった余裕がある作業に対してそこまで活発に機能せず、集中力も維持できなくなってくるのです。
逆にやるべきことを少し多めに設定することで、すぐに集中力を発揮し、その場その場で臨機応変に脳が対応してくれるようになるのです。
私も英検準一級を勉強していたとき、メモ帳を取り出してTo Doリストなるものはあえて作成せず、頭の中で
「今日は単語帳を見て、大問1を解いて、気が向いたら長文読解を解いて、リスニングのスクリプトを精読して…」
とやるべきことを意識していました。
そうすることで、急な用事が発生したときにそれに振り回されず、
「じゃあこの用事が終わったらリスニングの問題に移ろう。そのあとに長文読解だ」
といった具合に、不意な出来事に対して柔軟に対応できるようになり、すぐに集中力を発揮できるようになりました。
英語学習にワクワクととりくむには脳を上手く活用しよう
脳はこういった「臨機応変さ」が大好きです。
事前に計画を立てることも大切かもしれませんが、あえて無計画に勉強していくことで、脳は
「次は何をしよう?」「この後はどうしよう?」
と考え始め、ワクワクしてくるのです。
「無計画に勉強していたら結果が出せないのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、意外と脳はしっかり結果が出るように仕向けてくれるものです。
むしろ、毎日ガチガチに計画を立て、リストを作るとそれに頼ってしまい、創意工夫ができない脳になってしまうかもしれません。
さらに、途中に急な用事が入ったときに、リストに挙げた作業が思うようにこなせないときもあるかと思います。そうすると、ストレスが溜まったり、イライラの原因にもなりかねません。
あえて、少し多めの目標やタスクを頭の中で意識しておくことで、自然と優先順位をつけられる脳になりますし、短時間で集中することができるようになります。
これは長期的に考えるととても有効な手段だと思いますので、ぜひ興味がある方は実践してみてください。
今回の「脳科学を応用した適切な目標設定」についてはいかがだったでしょうか。
「やるべきことを多めに設定する」ことがポイントでした。
筋トレと同じように、少なすぎる目標やタスクでは脳はあまり機能せず、途中で集中力が落ち、飽きてしまうことに繋がりやすくなります。そうではなく、むしろ「これ1日で終わるかな…」と感じるくらい少し多めにやるべきことを決めて、取り組んでみましょう。自然と脳が真っ先にやるべきことを判断し、本当に今自分に必要な作業を取り組ませることでしょう。
その結果、気付いたら長時間集中力を保ち勉強できていた自分に気付くことになるでしょう。
国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。
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