みなさんは英語の学習を始めるとき、どのように始めているでしょうか。参考書などを本棚から取り出しノートを開き、前回の続きのページを確認し、筆記用具を出し…と、勉強を始める際に色々と準備や確認作業をしているのではないでしょうか。または自分で決めた今日一日の勉強スケジュールを確認し、「今日は問題集の〇ページから〇ページまでやろう」と計画通りに勉強を進めている方もいるかと思います。
実はそれらを行うことで時間の浪費を招いているかもしれないのです。もちろんその全てが悪いと言うつもりはありませんが、本人の気付かないところで意外とダラダラ準備をしていたり、「勉強している気」になっていたりと、無駄な時間を過ごしている学習者も見受けられます。今回はそんな「時間を無駄にしない英語学習術」をテーマに、情報を共有していきたいと思います。
英語学習する時、どんな風にとりかかっていますか
早速ですがみなさんに質問です。前述したように英語の勉強を始める前に、まずは筆記用具や参考書などを準備したり、勉強スケジュールの確認をしたり、気合いを入れたりする方はいますでしょうか。ご無礼を承知で申させていただくなら、実はそれこそ無駄な作業かもしれません。このようにお伝えすると、「えっ、だって勉強を始めるんだから準備は必要でしょ?」と思うかもしれません。はい、ごもっともです。もちろん準備は大切ですが、そのことをもう少し正確に言うのなら「必要なときもある」ということです。
ここで誤解してほしくないので再度お伝えしておきますが、もちろん準備の全てが悪いわけではありません。それで勉強の成果が出ている方は、そのやり方が向いているのかも知れません。あくまで参考程度にきいていただければ幸いです。一見、勉強前の「準備」や「確認作業」は大切で勉強している気分になれるかと思いますが、脳科学的にいうなれば実は必要のない作業ともいえます。
脳科学からみた効率のより英語学習法
運動前と違って、脳はいきなりトップスピードで物事を始めてもいい仕組みになっているのです。準備体操や「まずは簡単な問題から始めよう」といった段階を踏む作業をすっ飛ばして、いつでもどこでも勉強してしまって構わないわけです。例えば「いざ勉強をしよう」と思ったときに、同時に「筆記用具、参考書、ノートを準備する」といった作業を踏まえて考えてしまいがちですが、本当に時間を有効に使いたかったらこの作業も不要なわけです。
別に道具などなくても参考書一冊あればどこでも勉強できますし、ペン1本くらいは必要であれば参考書に挟んでおけばいいわけです。また「勉強するときは一人になれる静かな時間が必要」と考える方もいますが、これももったいない気がします。あまりにもうるさすぎる環境は別ですが、多少騒がしくても参考書一冊あれば問題を解くことができますし、今はアプリで勉強することだってできます。イヤホンをしてしまえばある意味一人の時間は作り出せるわけですしね。
脳はところ構わず勉強を始めてしまえば、いきなり勉強モードになれて意外と自分の世界に入れるのです。現に英検準一級に合格したときも、私はあえて計画を立てず、思いつくままに勉強をしていました。勉強のモチベーションが高まるのを待っているのではなく(そんなときはなかなか来ないので)、とにかく何かを始めてしまえばモチベーションなど勝手に高まってくるものです。
いきなりトップスピードで勉強を開始して、モチベーションをコントロールしていました。みなさんもたまには準備や確認作業を省いて、いきなり問題を解いてみてはいかがでしょうか。
今回の内容はいかがだったでしょうか。「この情報は役に立った」と感じてくださる方もいれば、あまり参考にならない方もいるかもしれませんが、それはそれで個人の勉強スタイルがあることですので自由に感じていただいて構いません。この情報を参考にご自身の勉強と照らし合わせて、今後の勉強の仕方を考えてみてください。
国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。
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