みなさん、こんにちは!
英検準一級の一次試験に合格したら次は二次試験が待っています。
もちろん、受験者にとって一次試験合格が最大の難関ですが、もし日々の努力が報われ合格できた暁には二次試験の対策をしなくてはいけません。
一次試験に合格したみなさんは、どのように二次試験の対策をしているでしょうか。
ちなみに一次試験に合格したら準備期間がそこまでありません。
私の場合はインターネットで合否を確認し、「合格」の二文字を確認するやいなや、すぐに二次試験対策の本を買いに行った覚えがあります。準備に1ヶ月もないので焦るとは思いますが、しっかり面接の流れを掴み、対策を講じれば決して無謀な挑戦ではなくなります。
2012年度から公表されなくなっていますが、準一級の二次試験の合格率は83%前後だと言われています。ですので、これからお伝えするポイントを押さえ何度も練習することで合格を手にすることは可能です。
それでは、早速二次試験対策のポイントを見ていきましょう。
英検準一級二次試験 最初の難関ー「ナレーション」
英検準一級の二次試験の最初の難関はなんといっても「ナレーション」ですね。
面接官から手渡されたカードに描かれている4コマ漫画を見て、そのストーリーを伝えるというものです。まずはこちらのポイントからお伝えしていきたいと思います。
まずはカードを見ていただくと太字、下線付きの英文が書かれています。
必ずその英文から話し始めます。
緊張や焦っている場合この英文を見落としてしまい、いきなりストーリーを話し始めてしまう方もいるので注意が必要です。
また、ストーリーを説明する際は、全て「過去形」で英文を組み立てていく必要があります。
Her son showed his parents~やHer son was talking with~のように、動詞を過去形にするのを忘れないようにしましょう。
練習の段階で自然に過去形が発話できるよう、反復練習しましょう。
英検準一級二次試験ポイント;ストーリーは「直接話法」で
そして今回お伝えする最大のポイントになりますが、ストーリーを説明する際は「直接話法」で伝えるようにしてください。
もちろん、間接話法がいけないわけではありませんが、直接話法の方が簡単だからです。これはどういうことかといいますと、準一級の二次試験では「〇〇が△△に言った。」という表現が必ず登場します。
その際、カードにはそれぞれのキャラクターのセリフがあらかじめ明記されています。直接話法で説明するときに、その書かれているセリフをそのまま活用することができるのです。
つまり「A said to B, “カードに書かれているセリフのまま”」という公式をそのまま当てはめて伝えることができるので、代名詞を変えたりといった余計な思考をしなくて済むわけです。
二次試験という場面で代名詞、動詞の語形変化などを考えることができる余裕のある方は間接話法でも構いませんが、試験本番に弱い方、緊張しやすい方は直接話法で説明するようにしましょう。
直接話法の型は難しいものではないので、何度も練習すれば難なく言えるようになります。
ナレーションを始める前には1分間の準備時間が与えられるので、その時間で「誰が誰に発しているのか」をあらかじめ把握しておくと良いでしょう。
ストーリーの内容自体はそこまで難しいものではないので、中学の文法を駆使するだけでも十分対応できるかと思います。
いかがだったでしょうか。
今回は英検準一級の二次試験のポイントをお伝えしました。
実際にやってみるとわかりますが、もしかしたらみなさんが思っているよりは簡単なのではないでしょうか。ナレーション自体は、上記のポイントさえ気を付けていれば十分高得点を得ることが可能です。
また、念のためですが、英検3~2級の二次試験も同様ですが、「アティチュード(姿勢)」も評価の対象ですので、積極性を示したり、堂々と発話したり、なるべくスムーズな対話を心がけましょう。
この会話に対する姿勢だけでも最大3点はもらえるので、無言になったり何度も聞き返したりすることは避け、何か言葉を繋ぐ工夫をして自分の意見を言えるようにしておきましょう。
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英検準1級合格のために、英語の勉強方法から試験当日までの勉強方法、さらには各パートの攻略方法と、全パートの練習問題付き! 英検1級合格15回以上、TOEIC990点のJun先生の合格ノウハウが詰まってます!
国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。
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