みなさん、こんにちは!
みなさんは「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
近年は、ヨガや心理学に関する本やテレビ番組も一般的になってきているため、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
マインドフルネスとは「mindfulness」(注意深さ、忘れないこと、心がけ)という意味ですが、ここでご説明していくマインドフルネスは、今現在の自分の状態や経験に注意を向けることを指します。
英語学習の集中力アップや試験の緊張をとくマインドフルネス
注意を最大限、自分の内側に向けるということです。
文字にして説明するとなんだか不思議なものや堅苦しいものだと感じてしまうかもしれませんが、これを英語学習に活かすことで集中力が改善されたり、冷静な判断ができるようになるのです。それではマインドフルネスとは具体的にどのようなものなのか、また学習にどう活かせばいいのか見ていきましょう。
みなさんは試験本番で突然頭が真っ白になったり、普段の力が思うように出せなかったりした経験はないでしょうか。
私はあります。そんな緊張しやすいタイプだったり、なぜか本番に弱い方こそ、ぜひマインドフルネスを実践していただけたらと思います。
マインドフルネスを実践することで集中して落ち着いて問題を解くことができるようになりますし、冷静な判断ができ、またひらめきといったことも起きやすくなります。試験本番でも周りの環境に影響されにくく、自分の世界に没頭しやすくなるのです。これを試さない手はないと思います。
では、実際にマインドフルネスのやり方をご説明しましょう。
英語学習を邪魔する思考を深呼吸で沈める
マインドフルネスのやり方は至ってシンプルです。
それは「呼吸を意識する」ということだけです。
「えっ、それだけ?」と思った方もいると思いますが、はい、それだけです。
ただ「呼吸を意識する」といっても簡単なルールがあります。
それは「ゆっくり呼吸する」ということ。
もっというと、吐く時間は吸う時間の倍くらいかけて行うとより効果があるでしょう。
これをすることで、身体全体に血液が行き渡り(酸素が巡るということ)、何とも言えないスッキリ感を得られます。
そして、できれば空気を吸う時に「吸う、吸う、吸う…」と頭の中でゆっくり呟きながら行い、
吐く時も「吐く、吐く、吐く…」とゆっくり頭の中で繰り返すと効果的です。
なぜなら、マインドフルネスを実践して初期の頃は、思考が頭の中を飛び交ってなかなか自分の内側に集中することが難しいからです。
呼吸に意識を集中させようとしても、「あー、なんか足が痒いな」、「今日の夕飯は…」、「明日のデートは…」と色々な思考が邪魔をしてくるからです。
そのような思考が湧いてきてもそれを拒絶せずに認めてあげて、
「吸う、吸う…吐く、吐く…」と呟き、再び呼吸に意識を戻しましょう。
そうすることで、マインドフルネスの効果を最大限発揮することができるでしょう。
最初は意識が身体の感覚や過去や未来に向かいがちですが、それは当たり前のことです。普段していなかったことをいきなり100%呼吸に集中しなさいといっても難しいことなので、色々な思考が浮かんできて当然です。
ですが、毎日マインドフルネスを実践することで徐々に余計な思考が浮かぶことが少なくなってきます。筋トレと同じで反復することで思考も落ち着き、マインドフルネスの効果が表れてきますので、ぜひ毎日取り組んでみてください。
今回の「学習に役立つマインドフルネス」についての記事はいかがだったでしょうか。
1日1~2分でも効果はありますし、場所も選ばずに実践することができます。
また、慣れてきたら歩行に意識を向ける「歩くマインドフルネス」や、食事の感覚に意識を向ける「食べるマインドフルネス」もありますので、ぜひお試しください。興味がある方は、書店に行けばマインドフルネス関連の書籍は多数ありますので、気に入ったものを一冊購入してみてもいいかもしれません。
普段の生活にマインドフルネスを取り入れて、周りに振り回されない落ち着いた行動、判断ができるようにしてみてもいいですね。
国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。
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