みなさん、こんにちは。Kenです。
またまた語源をテーマに書いてみますね。
今日紹介するのは比較的見た目にもわかりやすいかな。
Ken先生のブログシリーズ前回の記事、「【英語学習ーボキャブラリー・ビルディング】語源を知ると、一見繋がりのない意味も・・・?」 を見逃した方はこちらからどうぞ!
語源から覚える英単語!
今日のテーマは
equ =「等しい」
です。
【Spring Equinox Day】
春分の日は、英語で
Spring Equinox Day または Vernal Equinox Day
と言います。
spring、または vernal は「春の」という意味です。
つぎに、今回取り上げる equ が入っているのが equinox の部分ですね。
equは「等しい」という意味を表すパーツです。
そう、そうです。もうお気づきですね。昼と夜の長さが同じ、ということを表しているのです。
そして、noxは「夜」を表します。(なんで「昼」の話はないんだろう?という疑問が湧いてきましたが、すみません、調べきれませんでした・・・)
【equator】
もうみなさんご存知の「赤道」です。これは赤道が「地球を半分に等しく分ける線」であることからこの単語になりました。
【equal】
これはほんとにみたまま、語源のパーツそのまま、「等しい」「イコール」ですね。
【equivalent】
「等しい」「等価の」という形容詞です。
equiより後ろの、valentのあたりはどんな意味でしょう?
お気づきかな。
そうです、value「価値」です!
ということで「等価の」という訳はもう、ほんとうに英語のままを漢字で表しているのでした。
【adequate】
「適切な」という形容詞です。
ad「〜に/〜へ」 + equ「等しい」 = 「〜に合う」→「適切な」
このように語の中に equは潜んでいることもありますね。
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さて、ここまでは、おそらく皆さんがすでに知っている単語の中に見えるequを紹介してきました。
語源パーツから類推することにより未知の英単語の意味を想像しよう!
ところで僕がこのブログで語源を紹介しているのは2つの理由があります。
1つ目は、既に知っている言葉をより有機的に、つまり生き物として捉えたいのです。
「あれとこれは実はつながっている」と考えることで漢字の「へん」や「つくり」のように、「見たらわかる」ようになりたいのです。
そしてもう一つの目的は、未知の単語でもパーツから類推することにより意味を想像できるようになりたい、ということです。
例えばこんなのです。
【equidistant】
あまり日常的に見る単語ではないですよね。でも、ほら、よくみると
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equi + distant
そうです、
「等」「距離」
・・・正解! 「〜から等距離の」という意味の形容詞です。
それから、
【equiangular】
これもかなり専門的な言葉です。でもよく見てみましょう・・・
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equi + angular
「等」「角度(angle)」
「同じ角度の」という形容詞です。ね、気がつけるようになったのではないでしょうか。
もちろん、こんな類推がいつも通用するとは限りませんが、「英語も漢字のように見たらわかる(こともある)」ということを、今月もお伝えしたいKenでした。
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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