みなさん、こんにちは、Kenです。
シリーズで英単語の語源に注目して単語の成り立ちや面白さをお届けしています。
前回は、”encyclopedia”という単語についてご紹介しました。
※前回の記事「【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】難しそうな単語”encyclopedia”をひも解こう!」を見逃した方はこちらからどうぞ!
さて、温泉に行きたいなあと考えていてhot springが頭に浮かび、そしてそういえばspringって日本語にするといろいろな意味があるな・・・と考え始めてしまったので、今回の記事を書いてみます。
【springのオリジナルの意味は??】
名詞だと「春」「バネ」「泉」「突然の跳躍」などの意味があり、動詞だと「跳ねる」「飛び出す」、また辞書の隅の方には「(鳥を)飛び立たせる」なんて意味も載っています。
動詞の方はわりと似たような、というかまとまっている感じもしますが、名詞の方は意味が広いように見えますよね。
この中ではどのイメージが“そもそも” なのか調べてみました。
【「飛び出す」がオリジナル】
複数のソースを調べてみましたが、いずれのものもオリジナルは「飛び出す」という意味であると書かれていました。
「飛び出す」→「急に、突然跳ねる」
などのイメージから「バネ」はわかりやすいですし、「泉」も「水が飛び出す」ということなのですね(僕は「泉」といえば水がチョロチョロ流れ出るのを勝手に想像してしまいますが)。
ではさて「春」は?今では最もこの意味で使うことが多い気がするのですが・・・
【草木の芽が「飛び出す」】
そうなんです、「春」という季節は草木の芽や花が “飛び出し” て “起き上がって” くる季節だからspringという言葉が使われるようになったのです。
バネは “ぴょんぴょん” 跳ねるし、泉は水が “ぴょんぴょん” 吹き出すところ、そして春は植物が “ぴょんぴょん” と成長する季節なのです。こうして考えると「スプリング」にも“ぴょんぴょん” のイメージがあるのだということがわかります。
もし次に何の意味にせよspringという言葉に出会ったら “ぴょんぴょん” を思い出してみてくださいね。
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
【参考にした書籍】
『ジーニアス英和(第5版)』
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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