みなさん、こんにちは、Kenです。
シリーズで英単語の語源とその面白さについてご紹介しています。
※前回の記事「【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】”verse” について調べてみた」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回は、a という語源のパーツに着目して少し単語の語源を紹介します。内容のジャンルごとに語彙を増やすのもいいですし、語源のパーツから興味を広げていくのも面白い方法ですよ!
【astigma】の語源は?
今回のブログを書くきっかけとなったのはこの単語でした。
astigma「乱視」
なかなか日常では使う機会も少ない単語かもですが、僕は乱視なもので、先日使う機会があったのです。でも覚えにくい単語だなあと思い、語源を調べました。なにがしかの意味、というか記憶に残すための「ひっかかり」がほしかったのです。
a →現代英語でいう “without”
stigma →現代英語でいう “to stick” “pointed”
”スティ”の部分に痕跡があります。「細く」て「刺す」のイメージですね。
なるほど、乱視はピントというpointがない、という考え方のようです。
ここで他にa というパーツをこの意味で使う単語って他にあるかな?と思い返してみました。
【asymmetry】
最初に思いついたのはこれでした。
asymmetry「非対称」
sym →これはsyn というつづりのこともありますが、「同じ」という意味を表すパーツです。
synchronize「同じ速度で動作させる」「同時に起きる」
sympathy「同情」
にも使われるパーツです。
metrの部分はmeterと似ている姿が示すように、”measure” を表します。
つまり、
「非」「同じ」「measure」
という構成で「非対称」という意味をなしているのですね。
【atom】
もうひとつの例としては
atom「原子」
が挙げられます。
tomは現代英語でいうと “cut” を意味します。
「もうこれ以上は切り分けられない」
という意味です。
・・・とここまで書いてくると、上記で紹介したsynchronize、sympathyについてや “tom”「切る」についても他の例が気になるところですがこのお話はまた次回に!
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
【参考にした書籍】
『ジーニアス英和(第5版)』
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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