みなさん、こんにちは、Kenです。
今回は、大学のときの先生のちょっとした一言を思い出したので調べてみました。
その先生は英詩が専門で、「言葉を考える際には語源を考えなさい」と事あるごとに厳しくおっしゃる先生でした。その先生のおかげで僕も今では語源のことが気になるようになりました。
【コンバース】
今、「コンバースのスニーカーがほしいなあ」と思っています。
キャンバス地のあのスニーカーを中学生時代にも履いていましたが、時代を超えるデザインだしまた履いてみたいなあと考えています。(ちなみにConverseの社名は創業者の姓に由来するそうです。)
ところで「コンバース/ converseはconversationの動詞形だよな」と思い出したところから、その先生が「verseというパーツはturnという意味だ」とおっしゃったのを思い出したのでした。
【verseはturn】
converse 「会話する」
この単語はラテン語の conversari という言葉に由来し、その意味は現在の英語で表すならば to live with, be withという意味でした。さらにそれを分解して考えると
con=「共に / with」
verse = 「回す、折り返す、曲がる、向く / turn」
というように考えられます。「一緒に言葉を”回す”」「相手の言ったことに対して”折り返す”」という意味なのですね。
【verseはこんな単語に入っている】
verseが使われている他の単語の例としては:
verse(名詞)「韻文」「詩」
→これも「行を折り返したもの」という意味ですね。
reverse(形容詞)「後ろ向きの」「逆向きの」
→re = 「反対」にverse = 「回す」なのでこれはわかりやすいです。
また、ちょっと形が変わっていますが
vertigo(名詞)「めまい」
→ぐるぐる、のイメージですね。
diverse(形容詞)「様々な」
di =「離れて」+ verse「向く」=「いろんな方向を向いている」
他にもすでにご存知の単語にもverse / vert が入っているはず! verse / vert を見たら思い出してみてくださいね。
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
Oxford Leaner’s Dictionaries
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com
Longman
https://www.ldoceonline.com/jp/
【参考にした書籍】
『ジーニアス英和(第5版)』
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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