みなさん、こんにちは、Kenです。
シリーズで英単語の語源についてお伝えしています。
※前回の記事、「【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】concurrentについて調べてみた」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
今回は、2022年10月9日に実施された英検1級の語彙問題に登場した単語を取り上げてみます。
英検1級の語彙問題は難易度が高いと言われていますが、語源を考えることでとっつきやすくなるはずです。
英単語を語源から学ぼう!【replenish】
replenish 「再び満たす」
他動詞。補充する物、その容器のどちらも目的語に取れます。
I will replenish food supplies.
私は食料を補充します。
Please allow me to replenish your glass.
もう一杯注がせてください。
re = 「再び」
ple = 「満たす」。ラテン語のplenusが源です。
このパーツが使われている他の単語を見てみましょう。
accomplish「成し遂げる」
complete「完成させる」
→“満た”された、という意味から“完璧な”というイメージが伴うのですね。また、
plural「複数の」
polymer「ポリマー(=重合体)」
→“満た”された、という意味から“多い”という意味も与えるようになっています。
英単語を語源から学ぼう!【protrude】
protrude「突き出る」
自動詞。protrude from X「Xから突き出る」のようによく使います。fromと相性のよい動詞です。別の英語で言い換えるならば、stick outに相当しますね。
Can you see the nail that protrudes from the wall?
壁から突き出ている釘が見える?
pro = 「前に」
trude = 「押す」「搾る」
このパーツが使われている他の単語を見てみましょう。
detrude 「押し倒す」
英単語を語源から学ぼう!【lustrous】
lustrous「光沢のある」「輝かしい」
She has lustrous hair.
彼女の髪はつややかだ。
lust =「輝く」
このパーツのもとはleukというパーツで、「光」「明るさ」を表します。
このパーツが使われている他の単語を見てみましょう。
illuminate「輝かせる」
lumen「ルーメン」(明るさの単位)
translucent「半透明の」「透き通るような」
→leukというパーツがもと、とはいえkのスペルは消えてしまったものが多いです。
いかがでしたか?
こうやってじっくり意味を紐解いていくと、「ああなるほど!」と頭の上で電球が光る感じがして、記憶に残りやすくなります。
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
Oxford Leaner’s Dictionaries
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com
【参考にした書籍】
『ジーニアス英和(第5版)』
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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