みなさん、こんにちは、Kenです。
今回は、先日のTOEIC講座に登場した単語を取り上げてみようと思います。
【concurrent「(意見などが)一致した」】
この単語はTOEICでも”頻出”というレベルの言葉ではないかなとは思いますが、問題集にでてきちゃったので取り上げました。そのときは「(意見などが)一致した」という意味で使われていました。
例えば、
His opinions are concurrent with mine.
「彼の意見は私の意見と一致している」
のように使えます。(このように例文を見たときに「なるほど、withとともに使うのね」というように使い方にまで目を向けたいですね。)
「(意見などが)一致した」という意味の他には「並行して」「同時発生する」という意味もあります。例えば、
Concurrent with his singing career, he has written many books.
「歌手業と並行して彼は多くの本を出している」
という使い方もできます。
【con + cur】
この単語をみたときに「語源を考えるならばcon + curというパーツからなっているのかな?」と想像してみました。その想像が正しかどうか確かめるために調べてみると・・・
con = 共に
→これはおなじみのパーツですね。
cur = 走る
→印欧祖語で “run” を意味する言葉です。
音からの想像もできますが
car「車」
career「キャリア」「職業」
も同じルーツを持つ言葉ですし、
current、(名詞)「流れ」「潮流」「電流」
も同じく何かが “流れ”、“走って”いるイメージですよね。
また、
current(形容詞)「現在の」
で考えれば「(今目の前を)流れている」というイメージであることがわかりますね。
このままのイメージを持ちつつ
currency「通貨」
のことを思い出すと“世間に流通しているもの”というイメージにぴったり当てはまります。
ぜひ「cur = 走る」として文字を映像やイメージのようにとらえてみましょう。そうすると例えばcourseなんて単語も、パッと見たときに「アルファベットが並んでいる」だけではなく「なにかがツーっと移動している」ような “動画”が見えてくるはず!
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
【参考にした書籍】
『ジーニアス英和(第5版)』
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする