【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】aloftについて調べてみた!

みなさん、こんにちは、Kenです。

語源についてシリーズでお届けしています。

※前回の記事、「【英語学習 ー Let’s pay attention to 語源!】confidentについて調べてみた」はこちらからどうぞ!

 

今回は、先日泊まったホテルの名前から語源を考えてみます。ホテルの命名の由来はわかりませんがaloftという単語そのものについて調べてみました。

 

【Aloftは a + loft】

先日大阪に行く機会があり、aloft という名前のホテルに泊まりました。このホテルの名前、造語の固有名詞にも見えますが、副詞や形容詞として使う単語で、

aloft (形容詞)「上の」「高い」「空中の」

aloft (副詞)「上に」「高く」「空中に」

という意味を持ちます。

 

どの辞書を見ても、語義の前に「正式」とあるように、かなり硬い響きのある言葉です。

例文:

The flag is flying aloft. 「旗が高く掲揚されている」

The balloon was still aloft. 「その風船はまだ揚がっていた」

 

さてどういう由来を持つ言葉なのか調べてみると、古ノルド語では a lopt とつづり、現代英語でいうならば “up in the air” という意味になるとのこと。そしてこのa は現代英語のonのような意味に相当するのでした。

 

【aが語頭につく副詞】

他にもa が語頭につく副詞ってありますね。

aside = a + side 「横に」

asleep = a + sleep 「眠って」

ahead = a + head 「前方に」

apiece = a + piece 「各人に」「おのおのに」

alone = a + lone 「一人で」 (← lone = “one”を表す)

ちょっとハナシがそれますが lone は、ここから派生して

lonely「さびしい」

にもなります。また、さらにハナシがそれますが、

one + ly  で only になります。

 

【loft = 高いところ】

そしてloft の部分がairとのことなのですが、そうです、そういえばドイツ語で「空気」はLuft (「ルフト」と読む)です。やはりゲルマン系の言葉同士は関連が見つかることが多いです。「空気」=「空」=「高いところ」という思考のつながりなのです。

さてこのloftですが、現代英語ではそのまま「天井近くのスペース」を表しますね。そうなんです、loft とは「高いところ」を表していたのですね。

 

***

僕が泊まったaloftも楽しくなるような内装で、確かに気分はaloftでした!

 

 

【参考にしたサイト】

Online Etymology Dictionary

https://www.etymonline.com

 

【参考にした書籍】

『ジーニアス英和(第5版)』

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ABOUTこの記事をかいた人

国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。