みなさん、こんにちは、Kenです。
今回は、僕が先日受験したTOEIC L& R 公開テストで出会った単語を語源とともに紹介します。
【locksmith「錠前師・錠前屋」】
これまでのTOEICの問題や練習問題集でもなかなか出会うことのなかった単語です。そして日常生活でもあまり目にすることは無いかもしれない単語ですが、先日の公開テストで選択肢の一つとして登場しました。
この単語、blacksmith「鍛冶屋」と似てるな、と思われた方も多いかもしれませんね。そのように「XXと似てるな」と考え連想するのは単語を覚える上で必要な気付きです。(もちろん、「似てるけど違う」「似てるけど関係ない」ということもあるで注意は必要です。)
locksmith、blacksmithともに -smithが語末についていますね。
-smithはロングマン現代英英辞典によりますと
a maker of something
つまり「何かを作る人」、「職人」ということになります。
さらにもう少し調べると、smithだけでも「鍛冶屋」を意味していたし、甲冑職人、ジュエリー職人など金属を扱う職人のこともsmithで表していたそうです。
そしてそこから発展し、何かを「作る人」を表すようになりました。
-smithが語末につく言葉を集めよう
他に -smithが語末につく言葉としては
coppersmith「銅細工師」
silversmith「銀細工師」
goldsmith「金細工師」
gunsmith「鉄砲工」
などがあります。やはり金属を扱う仕事です。
ところで他には
songsmith「(ポピュラー音楽の)作詞家」「(ポピュラー音楽の)作曲家」
soundsmith「楽器の音を電子的にミックスする人」
tunesmith「(ポピュラー音楽の)作曲家」
wordsmith「文才のある人」
など、詩的なニュアンスで-smithを使うこともあるようです。
練ってたたいて光るものを作る、という金属職人のイメージが、音楽や言葉をつむぐ人たちにも使われているのですね。
【参考にしたサイト】
Online Etymology Dictionary
また『ジーニアス英和(第5版)』も参考にしました。
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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