おはようございます、パスタはアルデンテよりもやや硬いくらいが好きなKeisukeです。
唐突な質問ですが、皆さんは中学、高校で受けていた英語の授業がどんなだったか覚えていますか?
質問をした自分はというと、すいません、ほとんど覚えていません。。。というのも先生が非常に厳しい人で授業を受けるのが怖かったのです、すいません先生。
しかし実はというと、私はこの前までフランスの大学院に通っていたので、その時の英語の授業は鮮明に覚えています!(当たり前) 正規学生だったので、しっかりと他のフランス人学生の中に混じって義務だった英語の授業を受けていました。そこでのエピソードについて今回はお話しさせていただきます。
1. 先生まで英語が苦手だった!!!
学校初日にもらった一枚の時間割に唯一英語で書かれていた「English」という授業。こんなにシンプルな名前で一体どんな授業がカリキュラムに組み込まれているのか、ワクワクな気分でいっぱいだった私ですが、最初のその「English」の授業で衝撃を受けました。というのもフランス人の先生だったのですが、その人は「私は英語が得意ではないが、この授業を頑張って教えます」というセリフから授業が始まったのです。もちろん、授業は英語だけで行われたのですが、10分に一度「I don’t know how to say in English, but …」という枕詞を一度置いて授業を進めていました。
しかし、時間が経つにつれてその授業で学生、そして先生とともにみんなで英語を学んだ、応用したという実感を得ました。というのも90分の授業の中でクラス全員がひたすら英語を話し続けたからです。これは誰も上手な人がいないという状況の中、緊張せずに自信持って英語を話す練習ができたから、ということではないでしょうか。先生ありがとうございました。
2. フランス人特有の発音の癖がある
私たち日本人は、LとR、BとVの発音が一緒になってしまうことがあります。
フランス人もまた母語がフランス語である以上、もちろん発音の癖というのはフランス語に影響されて出てくるものです。
例えば、フランス語はhを発音しないため英語でもhを発音し忘れるフランス人は多かったです。hardが「アード」になっていたり、hostが「オスト」になったりなど、耳にしたことがありました。また、s一つだとフランス語では濁音がついた「ズ」という音になるので英語でもそれを受け継ぐ人は多かったように感じます。特にクラスメートのほとんどが、basicを「バジック」と読んでいたことは忘れられません。先生もこのような発音は注意しましょう!とよく意識して言っていました。
どの国の人でも英語の発音には悩む、どの言語でも発音というのは終わりのない試練なのですね〜。
3. プレゼンが多い
これは海外の大学では普通なのかもしれませんが、プレゼンがひたすら多かった思い出が一番強いです。しかも5分どころではなく、15分程度のプレゼンをさせる授業ばかりだったように思えます。
しかし本当にプレゼンというのは本当にやればやるほど、良いものだと思います。英語力はもちろんですが、資料作成能力、コミュニケーション能力まで鍛えられるので本当に必要なことだと感じました。
4. みんな疲れる
授業は大体90分だったのですが、ほとんどのクラスメートがその授業後には「疲れた〜、脳みそがもう動かない」と口にしていたことを覚えています。
やはり外国語って忍耐と努力、そしてやる気がないとやっていけないものですね。
以上4点が、私の英語の授業の思い出です。
どの国にいても、外国語を学ぶというのは大変なことです。それでもみんな、うまく使えた時、コミュニケーションを取れた時に勉強していてよかったなと喜びを得る、そして次も頑張ろう!の連続だと思います。
すぐに結果が出るものでもないので、挫けたい、逃げたい気持ちにもなります。でも、できた自分を想像してみましょう、同じようにできない人がいることを考えてみましょう、きっとそこにまたもう少しやってみようという気持ちが自分の中に隠れていると思います。
また頑張りましょう!
色々な国で言語を学ばれた講師です。何事も諦めずに頑張る!という熱心な指導力を持っている事で人気です。
座右の銘は「Comparaison n’est pas raison. 」。
物事を比較しても、何も明らかにはならない。比較することは意味がない。(フランス語の諺)
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