こんにちは。コーチのKazue です。
知っていますか?ソロモン諸島の英語
以前のブログ(エチオピア暦のお話し)でも触れましたが、私は以前、国際協力関連のプロジェクトに関わっていました。
その縁で、海外に赴任する専門家の方から「英語をなんとかしなきゃいけないから助けて〜」というSOSをいただくことがあります。
The latest and the toughest は、ソロモン諸島に赴任が決まったa gardener(植木職人) さんからの相談です。
ピジン英語とは?
私も初めて知ったのですが、ソロモン諸島で使われている英語は、ピジン英語と総称される言語の1つで、現地語と英語が混ざった言語なのです。
現地の方に技術移転をするにはこの言語を聞きとらなければなりません。ということで、まずはYouTubeに公開されている関連動画(以下参照)のdictation に取り組んでいただくことにしました。
実際に聞いてみよう
実際にYouTubeを視聴していただけるとよくお分かりかと思いますが、現地の方の話している言葉は英語に聞き取れる単語もありますが、そうでない場合が大半です。
また、英語と思われる単語の間に、現地語?と思われる音が混じっているので、戸惑います。さらに、動画の下に表示されるサブタイトルの英語の文章も、文法的に(?)という部分が多く、初めて見ると戸惑います。
ただし、主題が”Sustainable Forest Resource Management”であることは明らかですし、映像も全編森の中で取られています。これは大きなヒントですよね!?恐らく森林を保護する話をしているはずです。
具体的に一文取り上げましょう。
タイムスタンプ0:33。非常に聞きにくいのですが、
” hexxme look into the needs of our Solomon Islands government, hexxme gxx there.”
と聞こえる一文があります。
話者が、Ministry of Forestry and Research の Permanent Secretaryであることを踏まえると、おそらく
“help me look into the needs of our Solomoon Islands government, help me guard them”
とおっしゃっているはずです。
Guess(推測力)は実戦で
Dictation で一番大事な能力は”guess”(推測力)だと私は考えています。
Guess能力は聞き取れない音を、周りの状況から推測する訓練を繰り返して初めて体得できます。
英語の会議で聞き取れない、というお悩みを抱えている方が多いかと思いますが、内容は業務ですよね?事前に使われるであろう単語や言い回しを予測し、会議中は話者の表情や資料から文脈を読み取り、たくましく推測力を身に着けていただきたいと思います。
Fruitful EnglishのSummitコースを担当しているKazueです。高校・大学と第一外国語はフランス語でしたが、卒業後にフランスの銀行のディーリングルームに配属されたためスパルタで英語を磨きました。その後はシンガポールで中国語を学び、米系金融、米系ITポータル等でプロジェクト管理を担当しました。開発援助にも興味があったため、開発援助機関や日本政府のプロジェクトに関わり、エチオピアやロシアでPJ管理の仕事をしました。仕事で訪れた各国での興味深い出来事の他に、最新のコーチング手法についても、折に触れてブログでご紹介できればと思います。趣味はZumba。ダックスフンドが大好きで3頭の世話に追われています。
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