英検1級ホルダーとは、どんなイメージですか?
立派なバイリンガル?
一部の天才または帰国子女しか取れない?
ネイティブでも合格できない?
通訳とかできそう?
または、
実用的ではない語彙をたくさん知ってそう?
転職・就職には使えなさそう?
きっと人ぞれぞれ抱くイメージは異なりますね。
実際には、ペラペラ喋れるかどうかはその人によります。
つまり、流暢に喋れなくても1級は合格できます。
ということは、さらに、一部の英語の素晴らしくできる方でなくても合格は可能です。
そして、通訳は別のスキルなので、1級を持っていると通訳の幅が広がりますが、1級を持っているからと通訳など専門的な仕事ができるようになるわけではありません。
その上、英検1級レベルの語彙は新聞や雑誌で基本的な単語として出てきますし、ニュース番組でも出てきます。ティーン向けの海外ドラマでもセリフの中で出てきますので、特別難しすぎる単語ではありません。
英語での情報収集や娯楽を楽しむ場合には、英検1級単語を知っているとかなり助けてくれます。
以上が、英検1級の合格者の実情(と私個人が考えているところ)です。
では、英検1級を取得するとどんな世界が見えるでしょう?
実際には、合格前と合格後はそれほど差はありません。
英語力や英語知識というものは一朝一夕には達成できず、じわじわと上昇するものだからです。
もし、不合格を何度か経験していてもその間英語力が変わるわけではなく、勉強を続けていれば着実に少しずつ伸びています。試験なのでどうしても合格ラインがあります。その1点でも不足していれば不合格という残酷な結果が待っています。
話がそれましたが、準1級と比較すると1級取得後というのは、
・生素材(YouTube, BBCやCNNなどの英語ニュース、海外ドラマ)が前よりクリアに聴こえる
→既知の単語が増えたこと、理解力が増したことが要因です。
・英字新聞、英字雑誌が読みやすくなる
→こちらも既知の単語が増えたこと、理解力が増したことが要因です。
・社会問題(環境・貧困・差別など)やホットトピックについて敏感になる
→英作文対策や二次試験対策で調べたことが合格後も気になります。
それまで貧困や差別について無頓着であった場合でも関連ニュースが気になるようになります。英語力とはまた異なる部分ですが、英語で考えるとき・話すときの思考の幅が広がり、話題も豊富になります。
この、特に3つ目の変化が私は大きいと思っています。
グローバル化が頻出トピックでもありますが、このようなそれまでより視野の広い考え方で世の中を見ることができるようになる、というのは「グローバル社会」で生きていくのに大事なことだと思います。
英検1級15回以上合格、TOEIC満点990を17回以上取得(全100%6回)、TOEIC S/W 180/200。TOEFL iBT:104。アルク「英検1級合格マップ」著。「英語ジム らいおんとひよこ」運営
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