こんにちは、Hiroです!
毎回アメリカのことについて書いています。今回もアメリカ留学のことを書いていきたいと思います!
留学が成功するかはAcademic Advisor にかかっている!?
アメリカで留学をしたことがある方ならきっと Academic Advisor にお世話になったことがあるでしょう。Academic Advisor とはその名の通り、学生の Acadedmic Life 全般をサポートしてくれる人のことです。
大学によっては、合格通知が来た後にすぐに Academic Advisor が誰か分かる学校もあるようですし、最初のセメスターが始まったオリエンテーションの日などに発表されることもあります。
最初は、塾とか予備校のチューターのような「ただのアドバイザー」だと思っていたのですが、大間違い。時として、その学生の学生生活がうまくいくかが Academic Advisor で決まることもあるくらい重要な役割の人です。
コロンビア大学は、様々な学部があるので学部によって様々ですが、僕の学部では、教授がそのまま学生の Academic Advisor になります。僕の Academic Advisor は、音声学が専門のみんなから天才だと崇められているアメリカ人教授でした。
Academic Advisor の承認がでないと何も始まらない?!
授業の履修は、Academic Advisor に「XとYとZの授業を取りたいのですが良いでしょうか?」と聞いて、承認をもらわないといけません。「YとZの授業はかなり難しいから今セメスターはやめておきなさい」などと言われたりもします。
自分の専門分野以外の授業も何単位か取ることが義務付けられているのですが、自分が履修したい授業を取れるかは教授がYesというか否かにかかっています。
例えば、僕はArtに興味があって、「映像の授業を取りたいのですが」と相談しに行くと、「その授業が教育とどのように関係してどのように自分に活かせると思うか?」などと質問されたりします。時には、教授がYesと言うように説得しなければならないのです。
僕の教授は学生が「こうしたい」ということを最大限尊重してくれる教授だったので映像の授業は履修することができたのですが、同じ授業を履修しようとした友達は、別のアドバイザーから「その授業は専門分野と関連が薄いから履修は認められない」と言われ履修することができませんでした。
丁寧にお願いする時に便利な表現
最後に、アドバイザーとのやり取りでよく使うフレーズを紹介します。
自分のアドバイザーは教授とはいえ、かなりお世話になるので距離感も近く、フレンドリーに話せる状況も多いです。しかし、大事な案件はしっかりと丁寧にお願いしたいものです。メールでも会話でも、そのような時に便利なのが、
I was wondering if I could 〜? 「〜できるといいなと思っていましたが」
という表現です。
I was wondering if I could talk about my course registration tomorrow. 「明日履修について話せたらいいなと思っていましたがどうでしょうか」
のように使えます。
さて、今回は Academic Advisor についてお話しました。卒業生が学校に遊びに来て在校生と話す時はよく “Who’s your advisor?”などが話題になります。そのくらいアドバイザーは学生にとって大きな影響を与えるのです。
この記事が何かの参考になれば幸いです!また次回の記事でお会いしましょう!
アメリカの最難関と言われるアイビーリーグの1つであるコロンビア大学大学院修士課程を修了し、Master of Arts in TESOLを取得したHiro先生。
ニューヨークマンハッタンでコロンビア大学付属語学学校のESLクラスでこれまで15カ国以上のノンネイティヴスピーカーに英語を指導。日本国内ではこれまで難関校を目指す中高生から通訳者・翻訳者まで幅広く教えており、英検・IELTSなど資格試験指導やNTTコミュニケーションズなどでTOEIC企業内講師の実績もあり。
英語に関することならほぼ全て教えた経験があるHiro先生は、大学院留学が初の海外滞在の純ジャパですが、国際英語発音協会認定の発音指導士®でもあり、英語発音テストEPTは100点(満点)。英検1級。IELTS Speakingは8.5点を取得しています。アメリカではTOEICやTOEFLを作成しているETS(Educational Testing Service)本社で問題作成者として勤務していました。
これまでバックパッカーとして世界を歩き渡り、世界1周している超グローバル志向な先生です。
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